第7話 わたしのすべて

愛していると伝えると先生はまじめに答えてくれなかった。悲しかった。許せなかった。本当に愛しているのよ。先生はわたしのすべてで私は先生のすべてでしょう?真面目に答えてよ。私のこと先生だって愛しているじゃない。初めて会った日目があった瞬間微笑んでくれたのはなんだったの?あんなに毎日話して2人きりで過ごした時間はなんだったの?これが愛情じゃないならもう私人を愛せない。夢のように幸せな瞬間がこれから訪れても愛じゃないって思ってしまう。先生が私にくれた時間、言葉、優しさ、すべて愛は関係ないっていうの?

私はまだ17歳愛の基準なんて知らないけれど私は私の愛はこれなの。先生はこれじゃないんだね。悲しい。笑えてくる。

先生気づいてないでしょ?

見る目ないって言った理由だって私が仕掛けたこと全部気づいていないでしょ?鈍感だもんね。実はね

あの日の珈琲一口飲んだふりして私の唾液を入れたんだよ。先生そのあと平気で飲むんだもん。好きが増したよ。

先生の髪が伸びた時に伸びたねって触った髪の毛一本抜いて部屋に置いてあるの。今度もっともらうからね。

先生がもし転勤になったら私先生の手の甲に一本剃刀で線を入れて一生忘れないようにする。忘れて欲しくないもん。

お墓が一緒なだけじゃ本当に一緒に入れるか不安で嫌だから死んでからも一緒に入れるように一緒に死のう。

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