53.神隠し
故郷の村のはずれに神隠しの山があったんだ。
絶対に山に足を踏み入れるなって、子どもの頃は大人たちに散々言われたものだよ。
村の人間がその山に寄り付くのは稀にしかないってのにどうしてだかなぁ、毎年何人かの老人が神隠しにあうんだよ。
ボケ老人なんかは徘徊するからね、ついうっかりその山に行って神様に連れて行かれるんだろうなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます