第2話 シーシャが好き

さて、僕の興味の幅が広いって話は先述の通り。そのうちの一つがシーシャ、またの名を水タバコ。どんなものかご存知ない方は調べてください。

シーシャは道具さえあれば自宅でもできるので、実家を出たことを機に買い揃えました。もともと凝り性だから、フレーバーも五つくらい買いました。

フレーバーのMIX、炭の温度調整、吸い方、などなど。こだわれるポイントはいくつもあって、めちゃくちゃ楽しい。

じゃあ毎日吸ってんのかっていうと、まあ忙しかったり体調が悪かったりであんまりなんだけど。あと、もてなし好きだから自分一人のために作るのもどうもモチベーションがね。同居人はシーシャに興味ないらしいし。

それでもシーシャ導入してから2ヶ月ほど経ちまして、それなりに上手に作れるようになりましたとさ。


って、サラッと買い揃えてるけど結構金かかってんのよ!

具体的にいうのはいやらしいから遠慮するけど、引越しの費用とかもあるわけだし、もっといろんなフレーバー(これも高い)買いたいし。。。

ってことでシーシャにかけた金をシーシャバーで働いて回収する計画が始動。

あと、今までは完全な独学だけどちゃんとしたお店で学びたい!

と、だいぶ前からも思ってはいた。

そして2週間ほど前に遡ります。ゼミの発表を間近に控え、頭がパンクしそうなとき。

あれもしなきゃ、これもしなきゃ。

そんな時人間ひとは何しますか?


ええ。掃除です。部屋の掃除やらなくていいこと


やらなきゃいけないことのプレッシャーが行動にブレーキをかける→

タスクは遅々として進まないけど焦りだけは増大する→

家事をしているときは、なんか許される気がする←Fin


大雑把にこんな心理なんじゃないでしょうか。

それで、僕の場合はきれいになった自室で、ああ久しぶりにシーシャでも吸ってリラックスするかってな具合。


ボコボコボコ

ポッ....ポッと煙で輪っかを作りながらネットサーフィン。論文はどうした。

ぼーっとした頭でふと、そうだ、シーシャバーの求人でもみようじゃないかって。

そのノリで応募しちまえって、検索の上位に出てきたお店によく調べず応募。

これが事件の始まりだった。

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