5000兆円vs隕石vsだあ暗い feat.a.k.a.aiのべりすと

@package

第1話 5000兆円vs隕石vsだあ暗い

「…っと。明日も仕事か…ハァ…」


ブッ プス~ウッ


「屁をしても一人…か」


「寝るか…」








翌日


ピピピピッ ピピピピッ


「へいへい起きますって…ん?」


「う…動けねえ!?何だコレ!紙!?」


「いや万札だ!万札だコレ!」


「万札が…あの箱から湧き出て来る!」


「このままじゃ飲み込まれ…ガホッ!ゲホッ!」


「箱にスイッチ…【止】。これだ!」


「止まった…【残額4999兆9825億3761万】か」





『いらっしゃいませ~』


「この店の車全部下さい!」


『…お客様?』


「金ならあるんで!待ってて下さい!」


自家用車で店の中に突っ込む


トランク開ける 中に100億円位


『し…しかし…予約済みの車も…』


おもむろに札束を取り出し往復ビンタ


「金をバシッ!持ってるバシッ!人間がバシッ!車バシッ!欲しいってバシッ!言ってんのバシッ!売れやバシッ!金ならバシッ!幾らでもバシッ!あんだよバシッ!」


『ハ…ハイ…カシコマリマシタ…』





「全部で…19億8000万!?そんだけ!?」


「これじゃ一生掛かっても使い切れねーじゃん!流石5000兆円www」


「次は…TDLの権利買って俺のキャラクター作って俺ランドにするかwwwうはwww俺テラ有名人wwwワロスwww」


「…っと。腹減ったな」


「昼は銀座の板前にフランス料理作らせたから…夜は総理大臣にメイド服着せてオムレツ作らせっかwww10兆円位融資すりゃやってくれんだろwww」


「よっしゃ!総理官邸に…レッツゴー!」





「プライベートジェットの乗り心地は最高だぜェ~!ジャンボジェット機に乗客は俺一人!これが「セレブ」って奴よォ!Foo↑」


「現在の世界の家計金融資産は約2400兆円…俺の資産は5000兆円!世界資産にダブルスコア付けちまったぜェ~!」


「世界一の富豪!俺!究極の成金!俺!俺!俺!oreoreore!イエイ!」


「よっしゃ5000兆円全額使用RTAでもやっかwwwいや参加者俺一人www開始時点で世界一位www敗北を知りたいwwwwwww」





「この世界は全て俺の物…ん?何だアレ」


「黒塗りの…戦闘機?てかこっちに来る!やべえ!」


「パラシュートで脱出!操作方法はハワイの親父に教わった!」


ズズウウウウウウウウウウウウン パラパラ…


「俺のプライベートジェットが…戦闘機と共に…沈んでいく…」


「まあ命があって良かった…着陸、と」





『お待ちしておりました』


『私あの戦闘機の持ち主でございます』


「うっせえ死ね!喰らえ!札束ビンタ!札束ビンタ!うぇい!」


「札束を燃やして…投げる!投げる!札束ファイヤー!札束ファイヤー!」


『…貴方のような人間に大金は相応しくない』


「うっせえ死ね!札束ビンタ!札束ファイヤー!うぇい!」


『今ここで死ね』


「銃!おい待て!目的は何だ!?金か!?」


『金は私が有効活用します。安心してお逝き』


「I'm never die!  永遠の闘争!逃走!遠そう!オーノー!」


『クソみたいな遺言だな』





ズズウウウウウウウウウウウウ…ン


「…ん?何だ?」


『何だ…あれは!?恐竜!?』


「ステゴサウルス・ティラノサウルス・デカい奴・デカい奴・デカい奴…おお!あいつもデケエ!でっか!さすが恐竜!?」


『恐竜の知識と感想の語彙が少なすぎる…』


「よっしゃ!逃げよ!」


『あ!オイ!待て!』





「…ダメだ。交通網が全部止まってやがる。そりゃ恐竜が現れりゃパニックにもなるわな」


「ってうおぉ!めっちゃデカい恐竜!待て!止まれ!札束ビンタ!札束ファイヤー!うぇ…」


「…なんだこりゃ。幻影…蜃気楼?って事は…ドッキリ?」


「いや誰が仕掛けるんだよ!」


「セルフツッコミ…空しい…むなっしい…ムナッシー…」


「…総理官邸行こ。途中で卵とメイド服買わんと」





『…ではこの現象は一体?』


【さあ…】


『さあで済むかバカ者!今日は早く帰ってぐっすり寝なさい!かわいい盛りの子供とママが作ったおいしいご飯が待っているだろう!』


『全く新婚夫婦は羨ましいね!ヒューヒュー!ママもしっかり労えよ!些細なすれ違いが大きな亀裂を生むんだ!』


 【あ!わっかりますぅ~!?ではお言葉に甘えて!失礼!】


『…。入りたまえ』





「な~んだ。知ってたんですか」


『「札束ビンタ!」「札束ファイヤー!」と叫びながら入って来れば誰でも分かる』


「話が早い!じゃオムレツ作って!夕飯食って無くて腹減った!」


『良いだろう。期待しておけ』


「あとメイド服も着て!」


『了解した』





「う…うまい!このサクサクとした卵の食感が…」


『それは焦げだ。食べながら聞け』


『地球はあと1分で滅亡する』


「…は?」


『デカめの隕石が光の速さで飛んで来る。Youtubeで見た事は無いか?光の速さの物体が地球と衝突すると―』


「なんでそんな重要な話黙って!」


『言ってどうなる。パニックを生むだけだ』


「…。使えなきゃ5000兆円も只の紙切れ…か」


『5000兆円…?まあいい』


『恐らく恐竜の幻影は地球の…走馬灯だな』


『今は江戸時代…か?刀を差した人間がウロウロしてるぞ!』


『お!ガス灯が出来たぞ!タケノコみたいにビルが―











ピピピピッ ピピピピッ


「へいへい起きますって…ん?」


「う…動けねえ!?何だコレ!紙!?」



【違う】


「!?」


【私はダークライだ】

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