でもこの風邪……少し泣いています
昨日は夜に体調がブッ壊れたので日記書けませんでした。ついにおれもウイルス感染かあ、やってしまいましたな~、たはは……絶望絶望絶望絶望。って言いながら安静に寝まくってたら今朝には平熱になってて何だったんだあれは。
「何だったんだも何も夕方の寒いなか窓全開で半袖一枚で寝てたことによる突発的な風邪だと思うよ、かぎろ1」
「おまえは、かぎろ2……!」
かぎろはそのギャップの激しい作風から「ハチャメチャギャグコメディ作家のかぎろ」「真面目文学作家のかぎろ」という同名のふたりによるユニットだという説が唱えられているがそれは正しい。おれたちは互いを「かぎろ1」「かぎろ2」と呼び合い、はてなインターネット文学賞の特別賞受賞はどちらの手柄かで揉めたり、きのこかたけのこかで揉めたりしています。んなわけねえだろかぎろは1人だ、それでも生きていくんだろうが。
「にんげん~・・・」
「ん?」
終焉の女神おわりちゃんが声をかけてくる。PC前に座ってこの日記を書いているおれは、椅子を回転させて振り返った。
「どうしたのおわりちゃワーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!??!?!??! 溶けてスライムみたいになっとるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!??!?!??!?!?」
「かぜひいたかも・・・ぷゆぷゆ・・・」
「風邪だとそうなるんだね」
「からだが、はかいされていくぷゆ~・・・・」
「風邪のウイルスって人よりも神への方が有効な感じなんだ」
「にんげん・・・かんびょう、して・・・?」
「わかったけど……」
おれがうつしてしまったのかもしれないし責任を感じる。とりあえず状態を確認するか……。おれは水色っぽく変色してどろどろに溶けかけているおわりちゃんのお腹を指で突いた。
めっちゃぶにゅんっとしてる。
指にねちゃっとくっついて、水あめみたいに糸を引いた。
「えっちだ……」←?
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