第11話 正義教


────聖国 大聖堂 教皇の間 ─────


正義教 教皇 ユダ は 悩んでいた。


ユダ

( おかしい ? いくら祈りを捧げても 女神 メッサリーナ 様からは 神託が 降りてこないのは 何故だ ?)



神官長 補佐 アミバ が あわてて入ってきました。


アミバ

「 たっ 大変です。帝国 や 王国が 教会税を 拒否してきました。

また、両国の貴族達の『御布施おふせ』が 集まりません ! 」


ユダ

「 何ですと ! なんて無礼な…………もしや、『友愛教 女神 エリリン 』に『 改宗かいしゅう』したのでは ないですか ? 」


アミバ

「 いえ、そこまででは無いようですが………時間の問題かも知れません 」



そこに また、悪い知らせが………


神官 G

「 ただいま国境からの知らせが入り 神殿騎士団長 エスニック様が 何者かにモンスターに変化させられ 溶けない『氷りの棺』 に封印されました。

一緒にいた神官達は 石化してしまいました。 」


ユダ

「……………それは きっと『 魔王 』の仕業ですね。

そう言えば 勇者 デロリーンは どうしたのですか ?

魔王退治を 命令したのに 何の連絡も無いのですか ? 」


アミバ

「 それが 魔王退治の旅の途中で 消息をたちました 」


ユダ

「 おのれ ! 魔王の仕業に違いありません !

アミバよ、 神官長 ズールベルト と共に 神殿騎士団を 率いて 魔王を 倒すのです 」


アミバ

「 神殿騎士団で 遠征するには 軍資金が 足りません 」


ユダ

「 なら遠征途中にある『村』や『領都 』で(強制)徴収しなさい。

我ら 女神 メッサリーナ に仕える 聖者に協力出来ないのなら『異端審問』にかけて 処刑して 財産を接収すれば良いのです 」










─────魔王を倒す為に神殿騎士団は 聖国を出発した────




── 水の都 コタイ ───


そこで スターライト家の 領主 エクレア が 正義教 ズールベルト神官長に抗議していました。



エクレア

「 いきなり来て領民から『教会税 』と『御布施 』の名目で 財産ばかりか子供達まで 接収するなんて むちゃくちゃ です。

私は 領主として 認められません ! 」


ズールベルト

「 我ら 正義教に逆らうのは 女神 メッサリーナ様に逆らうのと 同じ事ですよ

まして、私は 正義教の神官長です。私の一存で 貴女を 処罰しても良いのですよ 」



───正義教 神殿騎士団 別名 Ⅹ字軍 が 町で暴れていた


破壊 と 略奪を 繰り返し 女、子供を『奴隷 』として得る為に捕らえていた。




エクレアの妹 クレープは 祈った


「 あぁ 王子プリンスさま、私の勇者さま ……私達を助けて下さい」



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ズールベルト

「 何なのですか、この不快な音楽は !

直ぐに 止めさせなさい ! 」



神官 H

「 それが 領民達では 無いようです。 何処から聞こえてくるかも不明なのです。 不思議な事に 町の あちこちから聞こえてきます 」



ズールベルトが 大きい声で


「 何者か知りませんが 今直ぐに この不快な音楽を止めなさい !

私を 誰だと思っているのですか、 正義教 神官長 ズールベルトですよ ‼️ 」



????

「 血塗られた富と権力にたかる ウジ虫共よ………己が姿を見るがいい


正しき道を示す光…………人、それを『 鏡 』という…… ! 」


????

「神を信じて生きている人々をあざむき真実を虚偽きょぎに塗り替える悪魔達………例え神が現れずとも、いつか必ず心ある者が神に代わって悪を裁く……人、それを『 天誅てんちゅう 』という ! 」


ズールベルト

「 貴様、何者だ ! 出てきなさい ! 」



???

「闇ある所、光あり………悪ある所、正義あり」


???

「偉大なる魔王国からの使者……」



「アカインジャー」🎆


「アオインジャー」 🎆


「クロインジャー」 🎆


「キンナンジャー」 🎆


「ギンナンジャー」 🎆



「「「「「 五人 そろって『 ゴオニンジャー五鬼んじゃー』」」」」」🎆🎆🎆🎆🎆



ズールベルト

「 たった五人で 何が出来るというのですか !こちらは神殿騎士団 100人がいる上に 離れた所にも 合わせて 500人は いるんですよ !」



アカインジャー

「 我らは 五人だけで 闘っているわけでは無い ! 」


その時、 何処からか 現れた 冒険者や 王国騎士、帝国騎士の混成部隊が 現れた。

そして、次々と 神殿騎士団の騎士達を排除はいじょし始めたのだ


ズールベルト

「 貴殿方は ヒト族なのに 我ら 正義教に 逆らうのか !

女神 メッサリーナの 『 神罰 』が 下りますよ💢💢 」



冒険者 A

「 うるせーー ! 此方こちらにも 事情が あるんだよ ! 」


王国騎士、帝国騎士

(( 女神 より 『 大魔王 』の方が 恐ろしいわ ‼️‼️ ))



戦闘馴れしている 混成部隊に対して 実戦馴れしてない神殿騎士団は 瞬く間に 鎮圧された


そして、混成部隊に大型の貨物車に乗せられ 巨大な戦闘馬バトルホースに引かれて行った



────彼らは 何処に 連れられて行くのだろうか ?

少なくとも この世界の ヒト族は 知らない ──────

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