第22話依頼達成 !

檸檬れもんside】


銀くんに呼びだされた私は


「 ついに告白されるのかな ? やっぱり可愛い私を選んでくれたのね、銀くん ! 」


メッサリーナ

《 私も努力した甲斐があったんだから感謝してよ、檸檬 !

約束道理、結婚して子供が出来たら 赤ん坊の肉体に受肉させて貰うわよ ! 》


檸檬

「 一応、約束は守るけど アンタは何もしていないじゃないのよ !

とにかく まだ、決まった訳では無いんだから邪魔だけは しないでよ ! 」



メッサリーナ

《 約束を守るなら私は邪魔をしないわよ ! せいぜい頑張りなさいね、お母さん》


檸檬

「 アンタに『お母さん』と呼ばれても嬉しくないわよ !

とにかく、銀くんに会いに行くわよ 」




♛♚♜♝♞♟♕♔♖♗♘♙♛♚♜♝♞♟♕♔♖♗♘♙



銀くんに会いに行くと私と既にに乙女ちゃんも来ていた。


ハア~ やっぱり私だけじゃなかったかぁ~

でも乙女ちゃんと二人だけなら我慢出来るかな、銀くんのお父さんの恭介さんみたいに奥さんが 9人よりはマシだと思わないと今のジパングでは やっていけないわ。


私達は銀くんの告白を待って彼の言葉を期待していると、私達に瓢箪ひょうたんを向けると



銀河

「 元・女神 メッサリーナ ! 」


えっ えっ 何なの ? もしかして気付かれたの ?


メッサリーナ

《 なによぉー ! メッサリーナ様と言いなさいよ ! 元とは云え『女神』なのよぉー ! 》


そうしたら、私の中に居るメッサリーナが、瓢箪に吸い込まれ始めた !


メッサリーナ

《 いやぁー ! 何なのよ ! そんなアイテムを隠していたなんて卑怯よ !

助けてよ、檸檬~ ………》



私の中のメッサリーナが瓢箪に吸い込まれた後、銀くんが蓋をしてしまった。



銀河

「 封印完了 ! まさか、檸檬に憑依していたなんて思わなかったよ。

檸檬は気がついてなかったみたいだけど、性悪女神が檸檬に憑依していたんだよ ! 大丈夫だったか ? 」


本当なら、厄介な元・女神が私の中から居なくなった事を喜ぶべきだったのだろうけど………あれでも少しは良い処もあったのよ !


私が 本気で怒って銀くんに抗議していると、乙女ちゃんが勘違いして一緒に怒って抗議してくれていた。

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