第15話下校中 ②

あおいside 】


………胸、胸なの 王子の阿保あほ

銀河のお姉ちゃんズの胸を見つめていた王子にムカついた。

( ※ 葵の思い込みです。)

胸なんて、大きければ良いという訳では無いはずよ !

某漫画・アニメのヒロインも言っているじゃない。


『 貧◌は、ステータスだ ! 』


私の胸は決して、□乳では無いけど…………


私、何を考えているんだろう………王子は、ただの幼馴染みのはずよ ! こんな事で腹を立てるなんて………もう、難しいことを考えるのは ヤメ !


とにもかくにも、今は買い物を優先させないとね。

私達は、銀河たちと一緒に地下一階の食品売場に向かった。



あかねside 】


素直すなおじゃないなぁ~

私とあざみは王子と葵の後ろから付いていっているんだけど……


「 二人共、両想いなのに気づかないフリをしている !」


「 二人共、意地っ張りだから 指摘しては駄目ダメだよ、クリス。

さっきから、ソワソワしているのは 判るけど、もうしばらくは『 そ~と』してあげてくれるかな~ 」


クリス

「 アカネ様、目が笑ってないです。

我慢しますので、『オーラ』をおさえてください」


「 ゴメン ゴメン つい、『 オーラ』が漏れちゃったわ。テヘッ」


シンサン

「 天界で邪神 ユリリンに教えて貰ったが、本当に勇者なんだな アカネは !」



クリス

「 アオイ様が『光の勇者』様で、アカネ様が『水の勇者』様

そして、アザミ様が『 炎の勇者』様なんですよね 」


「 『 様』付けでなくて、普通に『アカネ』で良いよ、クリス」


シンサン

「 ……………なぁ、アカネ

王子は本当に『 残念勇者』なのか ?何か隠されている気がするのだが ?」


「 『 残念勇者』の事は本当だよ。

だけど、天界で依頼を出していた時のユリリンちゃんの『目と口』が ゆるんでいたから、何か仕掛けがあるかも知れないけどね。

ユリリンちゃんは、絶対に『いたずらっ子』だと思うよ 」


「 茜も同類だから、良くわかっている」


クリス

「 私は、プリ様が『 残念勇者』でも『 見習い勇者』でも かまいません

プリ様の『 魂 』にれたのですから ! 」


「 はい はい、ご馳走さま ! 王子はモテモテだねぇ~ 」


「ボソッ( 茜も素直に認めれば良いのに、二人王子、葵の事を言えないと思う)」



銀河くん達は、次々と買い物カゴに食品を入れて行く。

大家族は、大変だなぁ~ と思いながら自分達の買い物カゴにオヤツを入れて行ったのであった。


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