第8話日常 ⑦
【 銀河side】
幼馴染み達と妹、それに帰って来た勇者パーティーで登校しているのだけど大所帯になったなぁ。
そういえば 学生時代は、父さんも母さん達と登校していたらしいけど沢山の老若男女に襲われそうに成っている父さんを母さん達が、護っていたらしいけど俺は、たまにしか襲われた事が無いんだよな。
まあ、父さんの容姿は『美少女』だから無理も無いのかも知れない。
最近は、父さんの『 不老 』の秘密を暴く為に『 謎の組織 』に狙われているしい。
たまに、父さんが
「 俺の明日は、どぉっちだぁ~♬」
なんて、小さい声で歌っているけど 昔の『アニメソング 』なのかな ?
今でも、母さん達のガード無しで一人歩きは出来ないらしい。
俺は、普通の中学生だから父さんみたいに沢山の女子学生に襲われる心配は無いけど皆の様子がおかしい ?
【 乙女side 】
絶対、銀ちゃんは 誤解しているよね !
今の世の中、男の子が一人歩きなんかしたら、間違いなく襲われるよ !
世界の男女比が完全におかしく成っていて、それはジパングでも同じなのよ。
そんな事を考えていると………
檸檬
「 銀くんは、絶対に勘違いしているよね。
銀くんのお姉ちゃん達が『 掃除当番 』で、早く登校する時は、まさしく『
乙女
「 そうなんだよね。
銀ちゃんのお姉ちゃん達に“ 口止め ”されているから黙っているけど………銀ちゃんは、鈍いから多分 気づかないと思うよ 」
檸檬
「 銀くんは、愛されているね。
でも、お姉ちゃんズが かまいすぎるから苦手意識を持っているんでしょう。
妹の美春ちゃんも銀くんにべったりだもんね 」
私と檸檬ちゃんが、おしゃべりをしていると私達の後ろに居た、王子くん達の方が騒がしくなった。
【 葵side 】
???
「 帰って来た勇者、大大阪 王子よ !
いざ尋常に勝負しろ ! 」
王子
「 はぁ~ またかよ。
俺に寄ってくる奴らは、色恋ではなくて武力勝負ばっかりだよ !
勝手に、かかってこいよ ! 」
???
「 むぅー 勇者だからだと、
刃引きされていないジパング刀が、王子を襲ったが……♡
バキッーン !!
ジパング刀が、砕けてしまったのだった。
???
「 そっ そんなぁ~( 泣) 我が家の家宝が、砕けるなんてぇ~ 」
王子
「 自称『 聖剣 』よりは、硬かったかな ?
正直、全然 痛く無かったぞ 」
私達は、家宝の砕けたジパング刀を見て泣き崩れている襲撃者を置いて、学校に向かった。
本当、硬さだけは、勇者一ね。
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