第15話 遂に現れたビランマザーシップ!

 その甲板が開き出し、輝きを放ちながら円筒の中心部にはダイヤの結晶体の様に物が集まり、その周りを様々な色を発するレーザーライトが周りだし中心部の結晶体にも変化が見られた。

ライトブルーの眩しすぎる光が小型の飛行体を包み込んで行った。次の瞬間一瞬に光と共に機体は消え消滅して行った。

タンカーはみるみる内に姿を変えてあの巨大な船体が空中に浮き上がり上昇する大型の飛行体へと変化していた。

先程と同様のライトブルーの光線が4箇所から海上に停泊している大型石油タンカーに向けて一直線に発射され海上は大炎上となっていた。

この飛行体こそが地球征服の為この星に向けられ、メガドラゴンを操っていた霧島霊神とあのテロ組の裏には地球外生命体「ビラン」本体が姿を隠していたのであった。

あんな巨大な飛行体をタンカーに姿を変えて、そして遥か遠い惑星から地球まで瞬間移動出来る程のテクノロジーを持つ敵に、何一つも挑める武器や攻撃はもう残ってはいなかった。

地球外の優れた知的生命体がテレパシーコントロールでこの機体を操っている事は間違いない筈だ。

そこを攻撃するしか手は残っていなかった。この身体では何処にも侵入出来るポイントは無かった。

攻撃を受け粉砕覚悟をしてミミックライで姿を同色に変化させた。機体の裏側をテレパシー・イメージX-ray(透視能力)で状態を観察した。

繋ぎ目が無くこの機体外装ボディーは厚みは50cm程度だったが物質密集度と物質強度が地球上で発見されている物は確認されていない。

何よりも生物の様に変化をさせる事が出来て、自己再生能力も備えている様だった。

これでは手が出せない。

相手の出方を伺う為にかなり距離を空けて風の巻き上がりで大破したヘリコプターをこのボディーの上部に向けて吹き飛ばした。

一瞬、電波障害の時に起こる画像の乱れの様な物が起きたのを見逃さなかった。

もう一度同じ事をやってみた。

すると同じ事がまた起きた。

何かおかしい!画像転換による目眩しをしてまで隠したい物があると言う事はそこに唯一付け入るポイントが残されている事が明らかになった。

その中を先程の機体裏側と同様に姿を隠しながら「X-ray」を使い内部を探って行った。

予想は当たっていた。

見えて来たのは想像もしなかった森林地帯から出来ている風景の中に周囲全体を明るくさせる輝きを放つ灯台の様なタワーとその四方を囲む様にキノコ型のタワーが色彩を輝かせ上空を照らしている。

これがこの巨大飛行体を超攻撃型戦闘飛行体に見せかけていた成形画像の正体であったのだ。

ある種のバリアーにより内部への攻撃や侵入は許さない状況が作られているが先程の一瞬の電波画像の乱れが同様のバリアーにも隙間を作っているとしたら、それが唯一の侵入出来るポイントであった。

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