第2話倉庫の中
まず私はシロヘビのまがたまが入っていた箱が保管されていた倉庫を調べた。
倉庫にはまどに鉄格子があり、出入り口は一つだけ。白府様によると中に入る時以外は必ずカギをかけるそうだ。
「シロヘビのまがたまが失くなった日、倉庫のカギは開いていましたか?」
「ああ、開いていたね。ふだんはカギはかけっぱなしにしているはずなのに、変だなと思って中をのぞいたら、あの箱が失くなっていたのです。」
「カギはあなたが持っているのですか?」
「はい、実はカギが開いているのを見て、だれかが屋敷へ入ってカギを盗みだし、倉庫を開けたと思い、カギを保管してある机の引出しを開けてみました。しかし、カギはちゃんとそこにありました。」
つまり犯人は倉庫のカギを使わずに、倉庫の扉を開けたということだ。
考えられる可能性はいろいろある、私は倉庫の中をすみずみまで見回した。
すると倉庫の地面の一部が、すこし盛り上がっているところを見つけた。
「これは・・・、だれかスコップを持ってきてくれ!」
白府がスコップを持ってきてくれた、私が土を少しほると、なんと扉のついた四角い穴が土の中から現れた。
「これはもしや・・・!」
「これは地下への道へと通じている扉です、開けてみましょう。」
私は地下への道を開けた、果たしてその先にあるのは・・・?
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