シロヘビのまがたま
読天文之
第1話消えたシロヘビ
私は探偵の佐藤というものです。
今回、私は消えたシロヘビのまがたまを見つけ出してほしいということで、蛇之目家の屋敷へとやって参りました。
私をでむかえたのは、蛇之目家十七代目当主の
「佐藤さん、よく来てくださいました。どうぞこちらへお上がりください。」
白府様に案内され客間に通された私は、事件の経緯をたずねた。
「まず、シロヘビのまがたまがなくなった経緯を話してください。」
「はい、我が家の家宝であるシロヘビのまがたまは、この屋敷のとなりの倉庫の中にある黒い蛇の目模様の箱にあるのですが、昨日の午前八時に倉庫の中をみたら、その箱が失くなっていたのです。」
「つまり、シロヘビのまがたまが箱ごと盗まれたということですね。それでシロヘビのまがたまは、一体どういったものですか?」
「えっと・・・、実はお恥ずかしながら、シロヘビのまがたまのことについては、見たこともないのです。」
「え?見たことがない・・・?」
「はい、実は蛇之目家の家訓では、シロヘビのまがたまを見てはいけないということになっているのです。シロヘビのまがたまを見たのは、初代当主だけだと伝えられています。」
「わかりました、それでは捜してみましょう。」
そして私はシロヘビのまがたまを捜し始めたが、まさかあんなことになるなんて予想していなかったのです。
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