第14話 ギラギラ太陽


昨日までの雨が嘘のように

ギラギラ太陽が顔を覗かせる

眩しい光はいいけれど

それはなんともイヤな熱を伴って

まだ六月のこの地を焼く


どうせなら

全て焼き尽くしてしまえばいい

中途半端な善人面

そんなもの必要ないから


熱はどんどん広がって

光はどんどん蝕んで

明るい顔をした太陽が

これ見よがしに笑っている

逃げられないだろうと笑っている

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