第7話 強く強く
いつも通りの日常
花は咲き鳥は鳴き
巡る時に流されながら
静かにその命を終えてゆく
そんな世界の中で僕は
いくつもの命を見送って
無力感に苛まれながら
それでも無理やり顔を上げた
青く高く広がる
空に右手かざして
掴めないその色を
悼む思い感じて
巡り巡る季節に
見失いそうになる
今を生きるということ
固く胸に刻んで
いつも通りの日々に
強く足を踏み出せば
遠く霞む世界は
君を抱いて微笑む
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