完膚なきまでに…… 圧倒された。

 まず初めにお伝えしたい事があります。
私と作者様は知り合いでもなければ、つい最近まで言葉も交わした事がありませんでした。
 何故、こんな事を言うのか?
それは、このレビューに忖度や過大評価がない事を証明したいからです。

 正直なところ、ネット小説でこれ程の作品に出逢えるとは思ってもいませんでした。
 この作品は、私の魂を揺さぶりました。
正直、読み終えた今でも指が震えています。
––– これ程の物語があるなんて。
 それは、書店で売られている有名作家さんの作品に劣らず…… いいえ、凌駕していたのです。いっそのこと、持ち込みすれば書籍化されるのでは? と、思える程に。

 本作は三人の視点で物語が進み、やがて一つに交わっていきます。
 そのような小説は難易度が高くタブーとされているようですが、本作には読者に読ませる圧倒的なストーリーが存在し、違和感どころか『早く続きが読みたい』と思わせる程の作品です。
 終盤になるにつれ、色濃く映し出される人間ドラマと、回収される伏線。そして、最終話の衝撃。その全てが一級品と断言出来ます。

 私は心から思うのです。
この作品に出逢えてよかったと…
そして、この気持ちを他の読者さんと共有したいと。
 暑苦しいレビューになってしまいましたが、それ程の作品という事なのです。
 是非、ご覧ください。 自信を持ってオススメ出来る物語です。

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