田中と中田のマイペース異世界録

プレーンシュガー

プロローグ

 異世界転移。


 その名の通り、異なる世界へ場所を移す事をいう。


 異なる世界というのは、大半が科学の発達していない、現実での中世から近代程の文化しか築けておらず、代わりに現代の地球では目にすることの敵わない生物や現象が確認され日常化している。


 所謂ファンタジーな世界のことを指す場合が多い。圧倒的に多い。


 創作の世界では《オズの魔法使い》や《ガリバー旅行記》(ガリバー旅行記に関しては諸説あり)等がそれにあたり、近年の流行ジャンルである。


 あまりに流行りすぎて最早古典とまで言われる始末。


 近年の作品で登場人物が異世界に渡る手段といえば、

 

 ・事故に遭う。

 ・死亡する。

 ・ゲームをプレー中。

 ・突拍子もなく。


 といった状況下で、


 ・神様、及びそれに準ずるものに転移させられる。

 ・何らかのトラブル・不具合。

 ・転移先から何らかの力で呼び出される。

 ・いつの間にか。

 

 といった呼び水を経て異世界転移する場合が多い。


 他には空間が歪んでいるある地点が二つの世界を繋げており、そこを行き来することで別世界へ渡る。といったものも比較的多いか。他にもいろいろとあるが、キリがないのでこの辺りで。


 更にこの際、異なる文化の世界で生き抜くために、異世界へ渡る者、所謂転生者・転移者は、異世界においても規格外な能力を授かるパターンが通例だ。


 もしくは力は無くても、現代知識や現代機器を駆使、あるいはそれら複数を組み合わせて異世界を満喫するというのが、このジャンル共通の大筋であり、醍醐味だ。(もちろん例外も存在する)


 この物語では、そんな異世界転移をすることになった二人の主人公。


 この場合は『突拍子もなく』、『いつの間にか』、そして、ほぼ当てはまらないが強いて言うならば『現代知識を用いて』。のマイペースな異世界ライフが描かれていく。


 興味のある方は是非、続きを。

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