第2話夏の始まり

暦では、今日から夏。

僕はやりたい事がある。

それは、夕顔を育てる事である。上手く育てれば、7月から11月まで楽しめる。

何故、朝顔ではなく夕顔を育てるかと言うと、あの夕顔の香りが堪らなく好きだからだ。

ちなみに、夕顔はアサガオ科ではなくウリ科である。

源氏物語に出てくる夕顔は瓢箪ひょうたんの花を指す。


僕はガーデニングのプロなので(樹木の免許を以前持っていたが失効した)、育てられない花はない。

月下美人もエビネもバラも花を咲かせた。唯一長続きしなかったのがルピナス。

様々な植物を育てる事が出来るのが夏である。

6月の中旬に種若しくは苗を買って来よう。

夕顔の種は固いのでヤスリでキズ付けて一晩水に浸けて置くのだ。

夏は色んな楽しみがあるから、面白い。

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