暖かい
可憐
第1話
暖かい風が縁側の人に当たる。
心地いい気持ちになる暖かさだ。
縁側にいる人も同じ気持ちだろう……とても気持ち良さそうに眠っていた。
すると寝ていた人に人影が差し込んだ。
その人は寝ていた人に気づくと柔らかく微笑み、起こさないように隣に座る。
座り込んだ人は暖かい風に当たり、確かにこれは気持ちよくて寝てしまうと思い、すでに夢の住人の隣の人を見る。
この暖かい陽気で自分も眠たくなってしまった。
隣に寝ている人と一緒に寝ようかと思って横になろうとした時、隣の人が起きてしまった。
残念。
そう思ってると寝ていた人が座っていた人の胸へと飛び込んできた。
突然の事で驚き、固まった。
だが寝ていた人の一言でそれは解除された。
「やっぱりこっち暖かさも好き」
確かに人肌で暖かい。
暖かい陽気も、もちろん好きだし、心地いい。
だけどこれも好きだ。
2人の人は暖かい陽気の風に吹かれて幸せそうに笑いあっていた。
暖かい 可憐 @hiiragi_Karen
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます