第3話
村長の家には、元気に赤ん坊の泣き声が響き渡る。ゆりかごは、犬が揺らしている。
村長「うーん。私が育てるか。名前は、勇ましい子になって欲しいから、勇子」
その子はその日から、村中の人達に助けられ、すくすくと育っていきました。
生後七ヶ月でヨチヨチ歩き。一歳になる頃には、かけっこが出来るくらいに。
村長「他の事とは、成長が早いな」
三歳の時でした。新しい畑を作る為、森林を伐採している時。
切り倒した木を、子供達三人がかりで持ちながら、村に運んでいた。
途中、子供達は道ばたで休憩。そこに、村長と勇子がやって来た。
勇子が運んでいる木を見ていた。
村長「勇子じゃ無理だよ。さあ、みんなの所に行こう」
だが勇子は、木の所に行くと、いきなり枝を持って、引っ張ろうとした。
子供達も、村長も、笑った。その時だった。
ズル、ズルズル……木を引きずり始めた
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