第267話 2024夏クールアニメ等の感想 (10)

●【2002W杯 日本×ロシア】


 例の如く、BSで再放送。

 日韓共同開催の一次リーグで、場所は横浜国際競技場。


 日本の監督はトルシエ氏で、通訳はダバディ氏。

 当時のモノマネ番組で、この御二方のネタを見た記憶がある。


 結果は一点を守り切った日本の勝利。

 日本がW杯で初得点した記念すべき試合。

 

 番組司会のジョン・カビラ氏いわく「VARが無くて良かった~!」

 審判は流したけど、日本の選手が相手の足を引っ掛けるシーンがあった(大汗。


 キーパーは楢崎正剛選手で、川口能活選手は控え。

 何かで読んだが、川口選手は勘で動き、楢崎選手はにいくタイプらしい。

 不仲説があった二人だが、引退後に雑誌で対談があって、ファンも驚いたようだ。

 実は仲が良かったらしいが、『キャプテン翼』の若林と若島津みたいなものか。


 組終了後に寝るつもりだったが、バレエの『ジゼル』の放送が始まった。

 冒頭解説によると、主役の男性と女性はロシアのバレエ団に所属していたが、ウクライナ侵攻に反対してオランダのバレエ団に移籍したとのこと。

 

 誰もが、重い課題を突き付けられている。

 

 

●【人形劇・平家物語】

 

 一の谷の合戦が始まる。

 放送開始時間を間違え、義経の『崖の逆落とし』シーンを見逃す。

 この阿呆が!


 合戦開始五時間ほどで、ほぼ平家軍の負け確定。

 源氏方の武将・熊谷次郎直実は負傷した息子を背負って戦線を離脱。

 平家の名だたる武将たちは、続々と討ち取られていく。

 

 そして、有名な敦盛のエピソードが描かれる。


 海辺で敦盛を見かけた直実は勝負を挑む。

 組み合った直実は、相手の若さに途惑い、息子を思い出す。

 若者を逃がそうとする直実だったが、味方が近付いて来るのが見え、彼を逃がすのは無理と判断。

 泣く泣く自ら手を下す。


 敦盛と直実の決闘シーンは、アニメ版がお勧め。

 「あと三分ぐらいで番組が終わる! 敦盛の最期が描かれるのか?」と焦りながら視ていたが、短くも抒情的にまとめてくれた。

 最終回には、出家して放浪する直実も映った筈。

 やはり、琴線に触れるエピソードなのだ。



●【グレンダイザーU】


 味方ポジに付いた渚カヲルもどきは、綾波モドキが匿っているようです。

 綾波モドキは『大いなる存在』の巫女で、光子力研究所の意向とは無関係に行動している模様。

 カヲルもどきは研究所から脱走したと思われるが、誰も探していないようだ。

 わざと逃がして泳がせている……に違いない多分。


 デュークの婚約者だったルビーナは浅草を偵察。

 デュークと鳩合わせする。

 

 ホテルのカフェに移動し、昔を懐かしむデュークとルビーナ。

 そこに、ヒューマン型の宇宙人が十五人ぐらい登場。

 銃撃戦となる。


 タイトルは『浅草の攻防』だが、正しくは『浅草カフェでの銃撃戦』。

 どっちにしろ『浅草』がミニマム感モロ出し。

 敵も紳士的で、その場を焼き払うような武器は使わず。


 もう、デュークが投降すりゃ話が収まるんじゃないだろうか。

 無実の罪にしろ、地球人の犠牲者は出ないだろう。

 


●【多数欠】


 Aパートの大部分は、主人公たちが立ちんぼで相談するだけ。

 延々と台詞が流れる。

 リメイク版『オーフェン』でも似たシーンがあったが、これはマズイ。

 せめて三分程度にまとめてくれ。


 主人公がグループのリーダーになったようだが、リーダーはブチャラティのような髪型の生徒会長で良かったと思う。

 主人公はチームの中心人物で、チーを引っ張るのは生徒会長にしとけ。



●【モノノ怪】


 八話『鵺』前編を視聴。

 香合わせを題材にした話。

 源氏香を扱っているが、随所に映った『源氏物語』モチーフのイラストが美しい。

 

 源氏香に付いては、リピするか検索しなきゃ分からん。

 


●【映画・あさき夢みし】


 検索しているうちに出て来た。

 こんな映画があったのか!

 

 1974年の実写映画で、何と監督は『ウルトラマンシリーズ』の実相寺昭雄氏。

 詩人の大岡信氏が脚本を担当した、いわゆる芸術作品。


 鎌倉時代、公家の姫君の愛の遍歴を描いた大人向けの作品らしい。

 配信で視聴できるようだが、DVDのパッケージイラストが美しい。

 十二単姿の女性の立ち絵だが、検索してコレだけでも見て欲しい。

 当時のポスターにも描かれているが、どなたが描いたのだろうか。



 今回はここまで。

 次回に続きます。

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