第265話 2024夏クールアニメ等の感想 (9)

 ●【グレンダイザーU】


 7話を視聴。


 綾波もどきのヒカルちゃんは、グレンダイザーの巫女でした。

 どうやら、グレンダイザー?が太古の地球に来て、文明に影響を与えたようです。

 

 彼女の誘いで「グレンダイザーに乗る為に、僕は善い人になる!」と渚カヲルもどきが仲間に。

 フラグ通りの展開だ。

 

 一方、敵の新司令官が宇宙基地に到着。

 「収支報告」と言う世知辛い台詞に爆笑。

 敵も、湯水のように軍事費?が使える訳では無いらしい。

 資金が尽きて、地球撤退も有り得るな。


 それにしても、弓さやかの存在感の無さよ。

 渚カヲルもどきのせいで、兜甲児も『驚き要員』に墜ちて来たぞ。


 エンドカードも、綾波とカヲル。

 こいつらが準主役か。

 


●【多数欠】


 相変わらず、何が何だか分からん。

 なので、理由を考察してみた↓

 

 ・序盤から仲間キャラが多い。

 ・名前を覚えるヒマも無く、異変発生。

 ・能力バトルなのに、能力が把握できない。


 上から一つ目と二つ目は連動している。

 OPでは、主要キャラのプロフィールを羅列。

 制作側も、アニメ初見者には必要だと思ったのだろう。

 

 にも関わらず、頭に入らない。

 OP曲を聴く・絵を見る・プロフィールを読む。

 これを一気にするのは私には無理だ。

 リピすれば良いのだろうが、そこまでしたいとは思わない。

 

 問題は、三つ目。

 カードバトル式モンスターを出すオッサンは一発把握したが、他が分からない。

 権利だの拒否権だの言われても、覚えられない。


 オッサン以外は長台詞で説明が必要な能力と思われるが、声優さんたちはキャラの能力を把握できているのか疑問だ。


 最大の残念ポイントは、一話で制服を着替えさせたこと。 

 制服は『萌え』要素もあるし、記号として優れているんだよ。

 ネクタイの色で学年の区別も出来るし、着せ方で個性も出せる。

 

 『Sonny Boy』は内容と作画はともかく、江口寿史氏のキャラデザの制服姿は秀逸だった。



●【黄昏アウトフォーカス】


 チャンネルを変えたら放送していた。

 何話か知らんが、初視聴。

 

 絵は好みでテンポも良いのだが、もろBLでAパートで脱落。

 私は、もろな表現が苦手だ。

 かと言って、アイドル系アニメも駄目。

 作り手が『狙った』アニメには、脳が拒否反応を起こすらしい。


 映画『ガンダムSEED FREEDOM』のキラのポチ状態のシンぐらいが良い。

 


●【偉人たちの敗北と教訓】


 BS11で放送。

 藤原道長と息子の頼道の没落への軌跡を扱った番組。


 道長は絶対的権力を握るも、息子の頼道は父と同じ『娘を天皇に嫁がせる』政策しか取れず、皇家との関係も悪化していく。

 その時代には各地で豪族の反乱が起こるも、京の貴族たちは何も出来ず。


 後三条天皇は荘園整理を行い、それで国家に返却された荘園の大半は藤原氏の所有だったとか。

 このせいで、藤原氏の権勢は縮小。


 やがて院政となり、関白・摂政が天皇を選んでいた時代から、その逆の制度に移り変わり、豪族が武士となって歴史の表舞台に立つ。


 『光る君へ』と『平家物語』の間の話だが、無能な息子が家を没落させたってことだな。

 

 

●【大河ドラマ・光る君へ】


 第32回を視聴。

 まあ、面白かった。


 内裏の火災シーンがあったが、当時の内裏は火災が多かったとの記録がある。

 紫式部が中宮彰子に仕えたのは、内裏ではなく一条院の彰子のつぼね

 物語では、まひろは内裏の定子の局に顔を出したが、実際の紫式部は参内していなかったらしい。


 漢詩の会に公卿たちが集まっていたが……あれ?

 みんなバラバラの色の直衣を着ていたけど、この頃には直衣の色が固定されてたような。

 夏は二藍・冬は白だ。

 源氏物語でも、そんな描写がある。

 

 そして、今回のVIPは赤染衛門。

 彰子付きの女房だが、中の人は宝塚出身だった。

 さすがに十二単姿が板に付いていて、色合いも素敵。

 白い唐衣の濃紺の衿・灰色の表着の組み合わせが美しくてウットリ。

 本当に、平安時代から抜け出して来たようだった。

 何か、醸し出す優美さが違う。

 

 安西先生……この方が主役のスピンオフが見たいです……。



 今回はここまで。

 次回に続きます。

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