第226話 2024春クールアニメ・ドラマ等の感想(5)

●【怪獣8号】


 2話を視聴。原作未読。

 ギャグはお子様向けだが、グロシーンは大人向け。

 この辺がチグハグな感じがするが、原作は小学生も読んでいるのだろうか?


 OP・ED曲も一度の視聴じゃ印象に残らない。

 特撮っぽい曲にした方が……と思うが、大人の事情なのだろう。


 作画は良し。

 今後も視聴は続ける。



●【おーい!とんぼ】


 3話を視聴。

 原作未読で、2話から観ている。

 ゴルフの知識が無くても楽しめるので、気楽に観られる。

 

 考えたら、今のご時世では珍しい短いタイトルだ。

 原作を知らん人には、ゴルフ少女の話だと分からないだろう。


 途中でゴルフグッズのCMが挟まるが、原作読者向けのCMなのか?

 グッズの売り上げが上がるか疑問だが。



●【宇宙戦艦ヤマト2202】


 あ~、まだセレクション再放送なのか。

 4話を視聴。

 旧映画版は視聴済み。


 発信シーンは、旧映画版に比べて、ヤマト本体の重みが感じられない。

 ドッグに注水するシーンも、手描きとCGが混在。

 CGだと面倒な部分を、手描きしたと思われる。

 手描きの方が迫力があるな……。


 発進シーンはBGMと相まって良いし、沖田艦長の像の上を飛行するカットも良。

 それより、ちょこちょこ映るエンジンルームに萌え。



●【うる星やつら】


 『嵐を呼ぶデート(前編)』と、その前のAパートのタイトルは見逃した。

 面白かったけど、ただ一か所……『がちょーん』 と云う効果音?にはビックリ。

 これは半世紀以上のギャグだと思うが、まだ健在なのか……。


 この後にチャンネルを変えたら、『ガキ使』を放送していた。

 いつの間にか放送日時が変わってたんだな。

 

 

●【映画・300】


 録画視聴したが、見終わって直ぐ消去した。

 史実を参考にしたアメコミの映画化らしい。

 古代国家スパルタの王レオニダスは、300人の近衛兵を率いて百万人のペルシャ軍に戦いを挑む。


 見所は、近衛兵のマッチョな上半身。

 しかし、一時間も視ると飽きる。

 全編、画面が黄色っぽく、絵面が代り映えしない。

 

 敵の人外感は笑える。

 鉄仮面を被ったニンジャ部隊、ゴブリン、そしてペルシャ王はパンツ一枚のパンク野郎だ!


 スパルタ王妃の凛とした佇まいが美しかった。

 そんだけ。



●【大河ドラマ・光る君へ】


 期待していた『雪のいと高う降りたるを』の段は、状況が少し改変されたか。

 『枕草子』では、中宮定子の部屋での出来事でだった。

 ドラマでは、一条天皇や公卿も同席し、みんなが清少納言の機転と定子の博学を誉める。

 まあ、仕方ない。


 身分の違う道長とまひろ(紫式部)を会わせようと、あの手この手を使うな~。

 道長が直々に疫病の庶民の見舞いとか……もう、勝手にやってくれ。

 恋愛ドラマなら、こんなもんだろう。


 はっきり書いちゃうけど、道長と清少納言はミスキャストだと思う。

 清少納言役は、前に同局ドキュメンタリーで見た上原多香子さんの印象が強い。

 道長役は……史実のイメージなら、道綱役の上地さんの方が合ってる。

 『民のため』を連呼するヘタレなら、今の役者さんでも良いが。



●【人形劇・平家物語】


 重厚な物語が展開される、まさに歴史スペクタクル。

 都は源氏に占拠され、清盛の邸も包囲。

 義母と妻。子どもたちが残っているが、清盛は熊野で動けず。


 御所も、源氏一族が占拠。

 しかし清盛たちは素早く帰還。

 そして源平合戦となり――


 合戦に敗れ、夫を失って雪の中を逃亡する常盤ときわ御前(義経の母)の佇まいの美しいこと。

 人形劇とは云え、引き込まれてしまう。

 結局、清盛は常盤ときわ御前と子どもたちを助命。

 それが後の平家の滅亡へと繋がる……。

 

 これを観ると、ヘタレ道長で恋愛ドラマをやってる現状に頭が痛くなる。


 そして気付いた。

 『光る君へ』の十二単が地味に見えるのは、顔の白塗りが無いせいだ、と。


 白塗りは現代感覚では異様だし、私が十二単着装体験をした時の白塗りは『バカ殿』そのものだった。

 しかし、この人形劇を観ると、白塗りの重要性が分かる。


 黒髪・白塗り顔・美麗な色遣いの十二単、の組み合わせが映えるんだ!

 派手さが増すのですよ。

 京都の時代祭り行列の紫式部・清少納言役も白塗りだし、斎王代もそうだ。

 白塗りして眉を黒塗りすれば、画面映えは間違い無しだ!



 で、今回はここまで。

 次回に続きます!

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