第220話 2024春クールアニメ・ドラマ・映画の感想(2)

●【映画・遊星からの物体X】

 

 ジョン・カーペンター監督作を、ながら見。

 SFの皮を被ったホラー。


 見直すと、さすがに古さは否めない。

 あんな不気味な遺骸(ムンクの叫び顔が二つくっついたような顔面)を眺めている隙があれば、さっさと氷の下に埋めろよ!

 ちなみに二つ顔遺骸が出来るプロセスは、後に作られた前日譚の映画で描かれています。


 ま、ワンコに寄生していたエイリアンもおり、「奴らは食った相手をコピーする」と知った時には後の祭り。

 寄生された男の首が分離、カニ(クモ?)のような手足が生えて目玉ニョキッ。

 このシーンが絵的にはクライマックスかと。


 最後には、基地ごとモンスターを爆破させる、と決断。

 爆弾を仕掛けている所で、巨大モンスターが地面を割って出て来るのですが、良く見たら、主人公とモンスターが同一画面に収まっていない!

 編集で巨大っぽく見せていたようです。

 

 この最後の対決シーンの尺は短く、その後は生き残った二人は人間なのか?

 ――と云う所で終わり。


 昔は震え上がって観たものですが……今でも、SF映画史上の傑作であることは間違いなし。



●【SYNDUALITY Noir】


 BS11で再放送(と言うのか?)開始。

 BS日テレで観ていなかった1話を視聴。


 文明崩壊後、復興が始まった世界。

 設定は、2242年とのこと。

 

 伝説の地『エストワール』を探す少年カナタは、少女型『メイガス』のノワールを発見し、彼女を搭乗機コフィンのパートナーとして、一人前の冒険者ドリフターとしての道を歩み出す。


 そうか。

 メイガスが搭乗すると、搭乗機コフィンのコクピットが全方位モニターに変化するのか。


 面白かったので、継続して視聴します。

 黒仮面さんとパートナーのシュネーさん萌え。

 シュネーさんは美しい。

 好みだ。



●【神之塔】


 2期放送前の再放送のようだが、初視聴。

 鉛筆画的な輪郭線の絵が気に入ったので、継続視聴予定。


 最近のアニメの輪郭線は綺麗だが、迫力に欠ける。

 『キングダム』や『鬼滅の刃』とかは、手描きのようで力強い。

 燃えるアニメの輪郭線は、かくあるべきだと思う。


 Bパート、重要キャラになる奴は顔で分かる。

 嗚呼、顔面格差社会。



●【ガールズバンドクライ】


 チャンネルを変えたら映ったのでBバートを視聴。

 こ、これは……。

 新技術?のモデリングらしいが、ぎこちなく見えるのは何故だ?

 

 キャラが背景とマッチしてないからか?

 キャラの塗りか?

 ヌルヌル動くからか?

 ラストの演奏シーンは悪くないが、他の街中のシーンとかがキャラが背景から浮いている……。

 ヌルヌル動けば良いってもんじゃないんだよなあ。


 タイトルは、映画『ボーイズ・ドント・クライ』からだろうか。

 映画の主演のヒラリー・スワンクさんは、後の『ミリオンダラー・ベイビー』でも観た者を鬱にさせた天才だ。


 『ボーイズ・ドント・クライ』は、実話が元になっている。

 性同一障がいの女性に起きた悲劇で、多数の国の映画館で年齢規制があった。

 私は深夜放送で観たが、暴力シーンがあり、お薦めは出来ない。

 が、目を逸らしてはいけない現実がそこにあった。

 踏みにじられた命は、忘れられてはいけない。



●【忘却バッテリー】


 1話を、超ながら見。

 記憶喪失の高校生が野球をする話か?


 調べたらジャンプブラス掲載で、原作は女性とのこと。

 正統派野球漫画なのか、女性向けなのかどっちだ?


 とりあえずは、ヒマがあれば観る感じ。 

 『メジャー』は面白かったけど。

 

 

●【宇宙戦艦ヤマト2199】


 セレクション放送の2話を視聴。

 続編に登場するキャラも出しているのは、リメイクならでは。


 巨大ミサイルが飛んで来て、迎撃するヤマト。

 煙の中から姿を現し……あれ?

 旧作では姿を現すまで、もっとタメがあったような?

 何か軽いな。

 緊迫感不足は否めない。

 


●【大河ドラマ・光る君へ】


 もう勘弁して下さい。

 道長とまひろ(紫式部)が、揃って『民のため』。


 道長のトンデモエピソードもカットだし。

「俺の舎弟を落第させやがって~!」と、試験官を自邸に拉致して脅迫。

 父に怒られるエピソードなんて、出る筈も無かった。

 

 こういう豪快エピソードを出して、なおかつ愛嬌のあるキャラを描けなかったのだろうか?


 まひろが字を教えていた女の子が、畑仕事で来れなくなる。

 女の子の父親は、「字なんて教えるな!」と怒鳴るが……貴族に怒鳴るか?

 土下座して「二度と娘に近付かないで下さい」と嘆願するんじゃないか?

 ドラマとは云え、頭が痛くなる。


 もう、これは『藤原道長は実は民主主義者だった件』と云うドラマだと思うしか無い。

 まひろは、タイムスリップした歴史オタクの女子高生だと脳内補正しよう。


 

 最後に源氏物語絡みで、好きな一曲を紹介。

 解散した GO!GO!7188 さんの『浮舟』。

 公式でMVが視聴可能。

 アニメが印象的なMVです。

 もう20年以上前の曲なのか……。

 


 次回に続きます、はぁ……。

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