第166話 2023夏クールアニメの感想(7)他

●【伊藤潤二コレクション】


 第十一話『超自然転校生』『案山子』を視聴。

 伊藤潤二先生の漫画は実写化と相性が良い物が多いと思うが、今回の二話はアニメで正解。


 『超自然転校生』は、怪現象を引き連れた転校生役の梶裕貴氏の笑い声とゴ●ラの勝利。

 ドザエモンはキモかったけど、面白かった!


 『案山子』は、死者が案山子に乗り移る話。

 墓の傍らに置いた案山子の顔が死者とそっくりになるのは、実写では無理だろう。

 合成しても、変にキモくなりそうだし。

 この話の舞台も、どこかの村と思われる。

 古い因習の残る場所のホラー話は、日本ならでは。


 

 

●【スプリガン】

 

 十一話を録画予約しようとテレビを点けたら、時間を間違えていて、もう始まっていた。

 慌てて録画ボタンを押し、終了後に確認したら、通販番組が録画されていた。

 チャンネルを変えるのを忘れたらしい阿呆。


 なので、開始十分後から一度だけ観た範囲での感想。

 今回のテーマは『フィラディルフェア・エクスペリメント』か!

 前回の『ナチス残党』に続く、昔の少年漫画のネタが炸裂。


 主人公が乗った戦艦?が謎使用で超スピード(時速二百キロだっけ)を出し、ミサイルを交わす描写は突っ込まずにはいられない。

 ボートレースかよ、もっとやれ!


 そして謎の島に上陸。

 そこには古い船や飛行機の残骸が遺されており、出現したシヴァ神みたいな石像と戦闘。

 次回に続く。


 で、EDの黒バックに白文字が流れるのは予算不足なのだろうか。

 確か『禍つヴァールハイト』も、こんな感じだったような。

 『禍つヴァールハイト』、キャラや設定は好きだったんだけど、作画が……。

 惜しい作品だった……。



●【北斗の拳・リメイク】


 リメイク情報が飛び込んで来た。

 

 『蒼天の拳』のような、上半身の筋肉が『肉襦袢』状態にならないことを祈る。

 こちらは、アニメオリジナルの、小林ゆうさんCVの女性キャラが良かった。

 シリアス一辺倒キャラの中で、陽キャラをブッ込んだのは正解だろう。

 全員しかめ面はキツイ。

 バットのありがたみが良く分かる。


 拳士郎の弟が、ケンシロウの師匠のリュウケンな訳だが、この少年が心臓発作でラオウにやられるとは何とも言えない気分で観ていた。


 リメイク版は、千葉繁さんの出演を期待したい。

 昔のアニメ版でアミバとトキの二役を演じた土師孝也さんは、今でもイケると思うけど続投は無理かな?

 何かのゲーム実況動画で見た、実は生きていたと云うトンデモ設定のトキ役も土師さんだった気がする。


 つーか、アミバが出る話まで制作されるんだろうか?

 回想で、シェルターの中に子供がいっぱいでトキが入れないとか、あの辺は改変しないと苦しい。


 そして、どこまで原作のバイオレンス描写を再現できるか。

 でも、ジャギやアミバの話は笑えるんだよなあ……。

 

 当然、飛び降りたユリアを助けていたと云うオチの伏線は入れますよね?

 シンが飾っていたユリア人形を作った人形師は誰だとか、その素材はどっから調達したとか、人形好きからすると突っ込みしかねーよ!

 あの人形、ケンシロウが傍に寄って「これは人形!」と分かったぐらい精巧な出来だったし。

 

 時代設定もどうするんだろう?

 199X年にしないと、『蒼天の拳』との整合性が取れないし。

 色々な意味で、期待大です!

 

 次回に続きます。

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