ブロック・アンド・ミュート
私を取り巻く青い糸。その先には一つ、二つ、虫が垂れ下がっている。
数を数えながら、掴まった虫たちの鳴き声を聞いている。でも、ときどき繭にこもったお友達を見つける。
見えないなら、存在しないも同じ。
指で潰せば、赤い血が飛び散って辺りの糸を汚した。死んでるくせに、汚いのね。
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