本当の私
幼い頃から「姉さん」と呼ばれ続けていた。
私は「姉さん」なんだと自己暗示をかけ続けていた。
頼れる人であろうとし続けた。
誰かを助ける人であろうとし続けた。
後ろも見ずに懸命に走り続けて、気がついたら崖っぷち。
私の手には何も無い。空っぽな私は悲しむことすらできなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます