めての盃、ゆんでの桜

サクラ堂本舗いまい あり 猫部(ΦωΦ)

序章

プロローグ

 あの世に1つだけ持ってゆけるのなら

おまえのどの姿にしよう…。


江戸の夏祭り、月夜の嵐山、雪ウサギを飾った冬、、、

しだれ桜のもと篝火に映し出された笑顔。


 全ての想ひ出を閉じ込めて持っていくに

ふさわしいのはどの姿なのだろう…。


 初めて人を恋しいと想ひ、その喜びも辛さも苦さも

おまえと出会えたから与えられたもの。


出口のない闇から救い出してくれた唯一の人。

本当にありがとう。

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