メイドさんに甘えて二度寝する編

お嬢様。おはようございます。

今日も気持ちのいい朝ですよ。

ひゃっ! いきなり抱き着いてきて、どうしたのですか?

え? 今日は休みたい?

1日中、寝ていたい? っと。

はは。何、冗談をおっしゃっているのですか。

いつも元気なお嬢様が、お外どころかお布団からも出たくないなんて。

ん? ウソじゃない? この目を見なさいっと?

んー。確かに、これは真実の目ですね。

ふーむ。そうですか。

うん。たまには、いいでしょう。

私が、責任を持ちますから、お嬢様はゆっくり眠りについてください。

それでは私はこれで失礼します。

おや、まだ私に伝えたいことがあるのですか。

眠れるまで、側にいてほしいですって?

ふふ。わかりました。

それでは、お布団に入らせてもらいますね。

ふう。お嬢様の体温であたたまったお布団に入れるとはなんたる至福でしょう。

お嬢様、おいで。

そ、そんなに強く抱きしめなくてもどこにも行きませんてば。

……いい子いい子。

毎日がんばって偉い偉い。

ふう、こんなにいい子なんだから、今日ぐらいゆっくりしてもいいんですよ。

何も考えないで……。

怖くない、怖くないですよ。

お嬢様、今度、一緒にお出掛けしましょうか?

お買い物やご飯食べに行ったりとか……。

あはは。「メイドの立場で何言ってるんだ」て感じですよね。

でも、もし、よろしければ考えて下さいますか?

それでは、おやすみなさい。




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