第3話ちょっと、奥さん

さっ、月曜日がやって参りました。

ハヅルの独りよがりラジオの時間です。

私、DJのウォシュレット・ハヅルです。

では、お電話の時間です。

「もしもし」

「はい、もしもし」

「石神純子さん」

「はいそうです」

「ウォシュレットです」

「は?」

「ハヅルです」

「あぁ~」

「悩み事聴きますよ!」

「あ、あのう5年間会ってない息子に手紙書いたのですが、聴いてもらえます?」

「いいですよ。僕がその都度訂正すればいいんですね?息子さんの名前は何?」

「大五郎です」

「だっせー」

「いきます。拓哉へ。」

「大五郎じゃねえの?」

「そちらの暮らしに慣れましたか?友達はできましたか?拓哉がまさか、白い粉に手を染めていたのは意外でした」

「おいおい、刑務所じゃねーか?」

「身体はお変わりありませんか?お父さんは毎日ご飯を二杯お代わりすりのだよ」

「なんの情報だ!」

「やはり、番号で呼ばれているのかな?ママは、コードネーム『M78星雲』なの」

「ウルトラマンかっ!」

「さて、パパのガンの話しですが」

「おいおい、二杯食うヤツがガンなの?」

「コルトガバメントが使いやすいって言っていました」

「あん、そっちのガンね。銃ね」

「と、言うわけでパパは銃刀法違反で明日からそちらに住むことになりました」

「懲役を住むって言うなよ」

「近々、ママもそちらの女性刑務所に行く事になりました。ちょっと、会社のお金を借りたのがバレたの」

「そういうの、着服って言うんだよ!なんだ、犯罪一家が!」

「VS」

「そこは、PSだろ」

「真面目に生きるのよ。パパやママを見習って♡」

「ウォシュレットさんどうでした?この笑い話は?」

「え、え、ウソなの?」

「はい」

「2度と、ラジオに電話すんな!バカヤロー」


また、来週。

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ハヅルの独りよがりラジオ 羽弦トリス @September-0919

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