(二)-16
「付き合っているということ?」
「そうだ」
即答だった。
嘘でしょ?!
少し考えてから、詳しい話を聞こうと私は決めた。
「ちょっとここで待ってなさい」
「どうする気だ」
「私にだって言いたいことはあるわ。だから車とってくる。近くのファミレスでいいでしょ。話、じっくり聞いてあげる」
そういうと私は駐車場に行き、自分の車を運転して戻ってきた。男の子は、素直にその場に立って待っていた。
若い男子を助手席に乗せると、車を発進させた。
(続く)
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