朝の日
バブみ道日丿宮組
お題:気持ちいいお茶 制限時間:30分
「どっちがいい?」
朝起きると、彼女は黒の下着と、白の下着を見せてきた。
ちなみに昨日着てたのは、緑色の下着。それらはベッドの上に転がってて体液まみれ。洗濯機行きが確定してる下着はつけたくないだろう。
「えっち考えるなら、黒がいいかな?」
「はっ? 今日もやる気なの?」
当然と僕は頷く。
性行為は毎日したい。それがしたいがために学業に励んでる。いずれは社会に出る身ではあるが、今は学生としての性行為を楽しみたかった。
「性欲抑えられない? 昨日4回もされたんだけど?」
不満の声をあげながら、彼女は黒の下着を身に着けてく。
「つけてくれるんだ」
「聞いたのはあたしだからね。そりゃ、選択されたのを着るよ」
でもと。
「性欲抑えて欲しいのは本当のこと。あたしいつか壊れちゃうよ」
乱れた彼女はすっごくえろい。
壊れたところも見てみたい。
「嫌な目。どうせ壊したいとか思ってるんでしょ?」
ご想像通りで。
なにせ6年の付き合いだ。お互いの気持ちなんてわかりやすいものだ。
だからこそ、彼女が抑えて欲しいっていうのもわかる。
ベッドシーツは毎日交換することになるし、コンドームの消費量は激しいし、コスプレの数は増えるしで、わりと大変なのだ。
性欲がいつまで続くかはわからない。
本能に赴くままであれば、すぐに妊娠させることになるだろう。そこらへんの抑制力はある。我慢すればするほどに、愛が深まる。
「今日の講義なんだっけ?」
妄想の中に思考を置いてたら、彼女はいつの間にか白いTシャツとスパッツ姿になってた。
うん、えっちだ。
スパッツって身体のラインというか、お股とおしりのラインが出てすごいよね。これで運動する人がいるらしいけれど、不健全だ。
男子たち諸君は股間の膨張を抑えることがきっとできずに、トイレに駆け込むことになるだろう。
僕らの小中学校の時代にはまだブルマがあって、彼女はそれを履いてた。未だにつけてもらったりもするが、大変素晴らしくえろい。
昔の人は何を思ってブルマを作ったのだろうか。
「ねぇ、聞いてる?」
「ブルマの起源?」
「そんなこと聞いてないんだけど? また履いて欲しいの?」
深い溜息。
「う、うん。そうなんだ。それでなんだっけ?」
「講義の内容」
それかと頷き、
「プレゼンテーションとかだったかな?」
彼女との行為を考えてたから、大学の時間割が降りてこない。こういうときは、カバンの中にある時間割を見るに限る。思考がピンクに染まっても、紙媒体が変わることはない。
「うん、やっぱりプレゼンの講義があるよ」
「他は?」
「C言語とjava言語」
げーという顔を彼女はした。
「どうして一般教養にプログラミングが入ってるのかとあたしは思うのよね」
今では小学校にすらプログラミングの授業がある。
その流れで、何学部何科であっても必ずプログラミングを取ることが義務付けられてる。
おかげで、その専門分野はすごくマニアックというか、難しい。ロボットを動かしたり、ハッキングスキルを学んだり、車を動かしたり、スケールが大きい。
僕たちはマルチメディアを専攻してる。
世の中はグローバル。それに対応するために選んだ。
まぁ……半分ぐらいはそうだけど、外国の服とか着れるから選んでもいる。
えっちには大事だよね、服装。
「情報化社会の怖いところだよね」
朝食作るねと、彼女は台所に向かってった。
おしりがいい形だった。
もっこりしそうな気配を抑えつつ、自分も下着を履き、『制服』を着た。学校指定なんてものはない。大学は私服で問題ない。
僕は自分でこの制服を着てる。
高校からの付き合いで、色々傷んでは直しを繰り返してきた相棒だ。
さすがに会社はスーツか、私服でいくことにはなるだろうが、それまでは制服でいたい。
彼女もそうであれば、よりえっちが楽しめたのだが私服を選んだ。
普通はそうする。おかしいのは僕だから。
「とりあえず、お茶ね」
テーブルの上にお茶が置かれた。これは文字通りお茶であって、彼女の尿ではない。それを出されても飲むけれど、今は普通にお茶だ。
「パンと目玉焼きでいいよね?」
「お願い」
イスをひいて座り、彼女の様子を見る。
エプロンにスパッツは案外ありかもしれない。
鼻歌状態の彼女は集中状態であり、こちらの視線なんてきにしないので、たっぷりと視姦する。学校で欲情するのは高校生だけで、大学生はそんなことをしていられない。
まぁ……したいときはやっちゃうんだけどね。
「はい、どうぞ」
パンと目玉焼きが乗った皿をテーブルの上に置き、彼女もイスに腰掛けた。
さぁ今日の始まりだ。
朝の日 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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