第6話 ミライ2期生初配信 後編

突然コメントに


〖可愛い〗

〖可愛い〗

高嶺一花🔧〖可愛い〗

〖可愛い〗

〖一花様いるやん〗

〖本当だ!〗


コメント欄に推しの一花様が現れた。

僕は言葉を失った。


少し黙った後に、


「え!え!!一花様がいるんだけど!!」


頭が回らない中で、僕は咄嗟に反応した。


「は、初めまして龍堂緋翠って言います。これから後輩になるので、宜しくお願いします。」


〖さっきとキャラ違くて草〗

〖草〗

〖草〗

〖早速キャラ崩壊してるw〗

〖一花様がコメ欄にいたらそうなるわ〗


「しょうがないじゃん。僕初めて見たVtuberが一花様なんだよ。そこからずっと推しで、 Vtuberになりたいと思ったのも一花様が居たからなんだよ!」


やば、早口になってしまった。



〖一花様の事すきなんだな~〗

〖早口w〗

高嶺一花🔧〖ありがとう。いつかコラボしようね♪〗

〖早口w〗

〖お!!〗

〖コラボの予感w〗


「え!!コラボを一緒に?わかりました。コラボするまでに配信に慣れて足を引っ張らないようにします。」


コメント欄では〖真面目だな〗と沢山の人に言われた。


「さて、視聴者の皆の事何て呼ぶか決めようか。何がいいと思う?」


〖緋民〗

〖何もいい案出ないw〗

〖龍堂家〗

〖緋翠の子〗

〖龍民〗


「いや、緋民はちょっと不味く無い?龍堂家も僕は貴方たちの家族では無いし、緋翠の子も男だから子供産めないし......お!!龍民いいじゃん!!なんかかっこいいし。これに決定!!」


視聴者の名前は龍民になった。


「はい次に、ファンアートの名前を決めて行きたいと思います。なんか案だして!」


〖スイアート〗

〖龍アート〗

〖ドラアート〗

〖頭が硬くて思いつかん〗

〖宝アート〗


いくつか案が上がった。


「スイアートいいね。他には、龍アートは少し安直じゃない?いいじゃんコレ!?これ良くない?ドラアートってカッコ良いと思わない?よしこれにしよう!決定!!」


ファンアートはドラアートに決まった。


「よし!この配信でやる事終わったから、余った時間は僕の得意なゲームやるか!」


〖お!?〗

〖お!〗

〖何やるの?〗

〖来たー!〗

〖何やるんだろう?〗


「僕の得意なゲームのCPEXをやろうと思います」


____________________


〖え!?どうやったらそん事できるの?〗

〖プロ級に上手い〗

〖え、プロですか?〗

〖FPS初心者だから、何が起きてるか分からん?〗

〖どうやってやってるん?〗

〖ヤバすぎw〗

〖ナイスチャンピオン〗

〖ナイスチャンピオン〗

〖gg〗

〖GG〗


ゲームでチャンピオンを取ってコメント欄を見ると見た事の無い速さでコメントが流れている。


「コメントの速度やばいって!褒めてくれてありがとうw」


約45分間の配信が終わった。

最高同時接続者数がなんと4万人も行ったらしい。

後からして、4万人に見られてたと想像すると怖くなったが、大丈夫と自分に言い聞かせる事にした。




しかしこの時の優也は知らなかった。

今日のCPEXのプレイがネットでバズっている事を......





====================================


面白ければ、フォローをして、★★★★★やコメントをしてくれると嬉しいてす。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る