第2話 女性の実存 ~美夏瑞穂理論~

前回はいわゆる普通の女性に向けて「AKB理論」を展開しましたが、今回は残りの2割だか3割の男性をはるかに上回る能力を持ちながら、世の中を牛耳るおじさんたちに不当な扱いを受けているGIFT女性について


ジェンダーギャップ指数によると日本の女性差別は教育と医療については殆んど解消されたが、政治と経済において深刻な差別が残存すると


「AKB理論」に該当する女性たちはそもそも男性を上回りたいと思っていませんが(これもステレオタイプな決めつけですが)、実存女性たちは野心的で社会で高い地位に就きたいと考えている 本来、フェミニズムというのは、この実存女性たちに向けての哲学だったのではないかと個人的には考えています


では、女性はリーダーに向いているかというと、実際にかなりの女性リーダーたちが世界中で成功を収めています ドイツのメルケル首相、ニュージーランドのアーダーン首相、アメリカ合衆国のヒラリー・クリントンやカマラ・ハリス、ECBのラガルド総裁、韓国の朴槿恵大統領、台湾の蔡英文総統、まあ枚挙にいとまはありません 


昔、朝日新聞で読んだヤンキー姉ちゃんの名言ですけど 「男の本質が「死」なら女の本質は「生」と」 実際、女性は平和的で穏やかで柔軟で母親的で また能力的にも男性とは違うものを持っているということが学者から指摘されていて 複眼的なんですね、男性には見えないものが見える そして言語能力の高さ 女性らしさというのは科学的に厳然としてある訳で、だったら女性はそれを強みにすればいい


ただ、敢えて実存女性たちに注文を申し上げると 若いうちに出産子育ては終えておいた方がいい 女性は子孫を残さなくても幸せなんです それは、そういう風にマインドが設計されているから ただ、リアリスティックに進化論的に考えれば「遺伝子を残せたものだけが遺伝子を残せる」という当たり前の真理がある 生物学的に残せない女性は致し方ないですが、残せる実存女性は残した方が良いと


私は以前、上野千鶴子さんや小池百合子さんに厳しい意見を書いたのですが、彼女たちも現代に生まれて若いうちから科学的に正解が分かっていれば子孫を残したと思うのですね そこは時代のせいでもありますが 少なくとも現代を生きる若い女性たちは、特に実存女性たちは正解が分かっているのですから、そこは意地になっても仕方ないのではないかと


また、これは皇室の愛子たちへのメッセージでもあります 私は愛子を女性天皇にすべきだという考え方で 日本の歴史を振り返っても、邪馬台国の卑弥呼、推古天皇、持統天皇など優れた女性天皇はいた また、女系か男系かという話ですが、LGBT研究者として言うと悠仁はホモなので男系という選択肢は不可能だと断言しておく 愛子が婿を迎えるしかないのです


「実存」という概念は「人間は必ず死ぬ」という当たり前の生物学的事実を受け容れることから始まります 必ず死ぬのだから子孫を残すのです そして、その上で社会的に成功できればなおいい


私はそういう可能性を持った次世代の女性を何人か知っています 彼女たちが今後数十年でどのように成長していくか今から楽しみです 


最後に実存女性たちに応援歌を送って今回は終わります


本当の自分を見つけたいっていうけど 生まれた意味を知りたいっていうけど 果てしない旅路の果てに「選ばれる者」とは誰?たとえ僕じゃなくたって 僕は探していた最高の「GIFT」を

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