昔は、野宿と呼ばれたのに……

@ss9

第1話昔は野宿と呼ばれたのに

 私は、岡崎匠と申します。地方中枢都市でサラリーマンをしています。年は40を3つすぎたお腹の出たいいおじさんです。


 頭も少し寂しくなってきました。結婚はしておらず、独身まっしぐらです。


 趣味と呼べるものもほどんどありませんが、唯一あるとしたら、1人で誰もいないような山の中に行き、テントを張り、好きな肉を焼いてお酒を飲み、いわゆる1人キャンプ(ソロキャンプ)と呼ばれるものを三連休などを利用して山で行っています。


 現在は、ソロキャンプとかっこいい名前で呼ばれておりますが、私が大学生の頃は違いました。


 大学生の頃は、毎週のようにキャンプに出かけました。


 親から呆れられるほど通い詰めていました。


 平日は、レポートとバイトを頑張り、休日は、キャンプに出かける。


 ある日、親から「あんたも良くやるわね!野宿がそんなに楽しいの?」と言われました。


 野宿!ノジュク!のじゅく!ののの……


 そう、当時はソロキャンプではなく周りからは「野宿」と言う不名誉な呼ばれ方をしていました。


 ソロキャンプという言葉ができた昨今、1人でキャンプをすることを「野宿」という人は、見かけなくなりました。


 できることならば、私もソロキャンプと名称ができた現在に大学生としてソロキャンプをして見たかったと思う今日この頃です。


 私の思いを書きました。


 

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