第3話無人島生活は進まない
食料調達のために海へと向かう。
ザッザッザッザッ…
砂を踏みしめる音を聞きながら思う…あれ?靴ないけど海出て大丈夫かな?
怪我とかしても治療方法がない…これは危険だ。
小屋に戻り考える。むかーし小学生の時に草鞋≪わらじ≫の作り方を習った気が
するが…作り方を思い出せん!どのみち縄がなければ作れん。
縄か……確かワラで作るんだよね。そこらに生えてる草とかでできないかな?
昔ミサンガとかはやった時に俺も作ったことがあるからあの編み方ならわかるけど大丈夫かな。
とりあえず、ナイフを持って草を刈ることにしよう。砂浜と反対側に進むと草のたくさん生えてるところに出た。もちろん歩くときは細心の注意を払い慎重に歩いた。
40、50㎝ぐらいの草が生え散らかっている…無人島だしね。鑑定鑑定っと。
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[チョマ(食用可)]
繊維質でカルシウムも豊富。
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なてこった!?こんな近くに食用の草が!?しかも繊維質!?求めてたものじゃん!!よしこいつをたくさん採って編み込めば草鞋≪わらじ≫っぽいっもの作れるかも!!
チョマをたくさん採って小屋に戻る。まずは洗い場にて水筒を使ってよく洗う。茎の部分を割いて細くして強度を見るために引っ張ってみる。
割と頑丈?編み込めば紐っぽくなるかな?
30㎝ぐらいの茎で試してみる、まずは三つ編みで。縒ったほうがいいのかな?でも手でできるかわからんからまずは三つ編みで。
おっ?おっ?おっ?なんかいけそう……できた!!これを大量に作って編み込めば草鞋≪わらじ≫っぽいっものいけるかも!!
....................はっ!?チョマのミサンガ?がいっぱい!?
つい我を忘れてミサンガ?作りに没頭してしまった!?40個も作ってしまった!?だが、40個のミサンガ?を見て思う…
これで草鞋≪わらじ≫は無理じゃね?数が足らなすぎる…これなら木でも削って下駄でも作ったほうがいいかも…
早速、木を探しに行く。チョマのある方に木なんかも生えていたのでまずはそちらに。あまり遠くへ行くと危ない気がするので近くを散策するがいい感じの木が見つからない。小枝や草、石などを集めて小屋に戻る。
次は砂浜に流木などがないか散策する。ひたすら裸足で歩いているがこれもう靴いらないんじゃないかと思ったりするが、その考えはダメな気がするので取り合えず木を探す。
探す…探す…探す…探す…探す…………だぁーーー!!見つからん!?このままではまずい!?食料がチョマしかない!?あれを生ではきついが鍋なんかないから火を通すことができん!?1日ぐらい水だけでいけないこともないが体力が持たなくなってくる。
とりあえず小屋に戻ってきた。食料はないが夜の準備もしなくては。まずは焚火をする場所を石を積んで作る。風よけ?てきな。小枝などはたくさん集めたのでそれを燃やす予定だ。生木?はだめなんだっけ?乾燥させてる暇はないからまぁいいか。
小屋に何か他に使えるものはないのかよ!小屋をみながら考える…あれ?これでいけんじゃね?
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