こんな世界があったら……めちゃくちゃ嫌だ！

第1話

　俺の名前は、角道百（かくどうひゃく）と言う。東京で営業マン！をしている。

　そんな俺の世界は、1日が500時間とやたら長い。1年も365日と、しっかり長い！

　くぅー！1日24時間の世界が羨ましいぜ！

　これは、500時間と長い1日の過ごし方を紹介する物語だぜ！

　まずは、この世界について説明するが、基本的には、現実の日本と大差はなく、ロボットが支配する世界！俺は、そんな世界を変えるために未来からやってきた！とかそんなこともなく、普通に何もかもが現実と同じ。朝起きて、みんな死んだように会社に行って仕事をして帰って、クソして、眠る。

　そんなありふれた日本の風景……

　違いがあるとすれば、現実よりも476時間長いくらいだ！（今は、爽やかな笑顔です）

　なので、勤務時間も相当なげーー！

　24時間の世界と同じように、基本労働時間は、１日の3分の1が基準になる。なので、どこの会社も、基本は、166.6667時間だ！割り切れねーからって、行政が200時間に増やしたけどな！どんだけ！外を歩かせんだよって苦情を入れたことがあった！

　そのおかげもあって、足だけが異様に発達して、営業職の人間は、女性が履くホットパンツのようなズボンを履いている。普通のズボンだと、5日もあれば、破けるようになる！（⚠︎上半身は普通です！なんなら、お腹出てる人もいます！）

　足をむきむきにしたい！と思ってるそこのあなた！200時間歩く営業職はおすすめだぞ♡（マジで！現実の自衛隊の訓練よりもきついから！）

　当然、デスクワークの人間は、200時間も指を動かしたりしているので、全員りんごくらいは軽く握りつぶせます☆

　浮気した彼氏にアイアンクローを喰らわせたい！と考えているそこのあなた！

　デスクワーク200時間を1ヶ月こなせば、彼氏の頭を掴んで、持ち上げられるようになりますよ！是非、お考えください♪

　決め台詞に、滅びろ！って厨二臭いことを吐けます☆

　基本労働が200時間あると、残業という概念はなくなります。

　仕事が終わった、PM300時に、飲み屋へとレッツ！ダーイブ！

　この世界の人間は、お酒に強いものたちも多いため、大体夕方の400時まで飲んでいる人もいます。

　飲んでなきゃやってられねー！

　酒を100時間も毎日飲んでいると、利き手だけが異様に発達して、ジョッキをだん！と机に置いた瞬間に、机が壊れます。

　なので、大体の店がダイヤ製の机です。じゃないと、経費が嵩むって言ってました。まあ、ダイヤの机でも、デスクワークの人間は、簡単に壊しますがね……（ジョッキもダイヤ製です！）

　俺は、大体20時間くらいで帰りますけどね……この世界は、このくらいがほろ酔い状態です……

　居酒屋を後にした俺は、自宅近くの銭湯へといきます。

　お風呂は、大体10時間くらいが目安かな？

　なので、お風呂代も一回10000円します。この辺では、めちゃくちゃ格安。（ちなみに、これだけお風呂代がするということは、給料も１日200時間分払われている。そこは、ハリウッド俳優の歯よりもホワイトになっている）

　お風呂を後にしたら、家に帰って、2時間くらいクソして、1時間くらいかな？歯を磨いて、寝ます。

　これが、１日の流れかな？

　ちなみに睡眠時間は、80時間が目安

　いや！どんなせかいーー！