第12話 山岳王国ゴードン王国
ーー 山岳王国ゴードン王国
マリンゴールド王国から北に進むと、大きな山脈が見えてくる。そこが次なる目的地ゴードン王国である。
そこは山岳王国で険しい領地に畑を作り放牧を中心に生活する放牧民族で、王都も冬と夏では場所が変わる。
夏は険しい山の中腹で冬は雪を避けた麓に居を移動するのである。当然人口もこの世界では1番少ない小国と言える。
この国の抱える問題は、竜種と魔族の問題である。魔族とはさらに北の外れにある国で深い谷で分離された国で、人族と昔から折り合いの悪い種族である。
その身体能力と魔法は人の数倍と言われ、個々の戦いでは人族は歯が立たない。そんな魔族が山脈に住み着いており、時々守り神と崇める山の竜種と戦いを演じそのため、山が荒れ生き物がいなくなる弊害に悩まされていた。
馬車で進むこと30日。やっと山脈の麓が見えるところまできた僕らは、適当な場所で野営をしていたすると、僕の耳に子供の助けを求める声が聞こえた。僕はすぐに声のほうに飛んでゆき声の主を探すと、一人の少女が倒れていたのを見つけた。
少女はかなり疲れていたようで、擦り傷だらけの手足と泥だらけの服は、何かから逃げた途中と思えた。
すると馬の足音が近づき僕と少女の周囲を20騎ほどの男達が取り囲んだ。
「その娘をこちらに渡しな。」
一人の男が言うのを無視して僕は
「貴方達は誰ですか?僕はカムイと言います。この子を探している訳を聞かせてください。」
と言うと男は苛立ったように
「お前にそんなことを言うつもりはない。さっさとわたなければ痛い目に合わすぞ。」
と言いながら数人の男を僕の方に向かわせた。僕は、
「この子は僕が保護しました理由なきはお断りします。」
と言いながら抵抗する姿勢を見せると、男らが剣を抜き切り掛かって来た。しかしその剣が僕に届くことはなく雷鳴が響くとほとんどの男が倒れていた。その音を聞きつけたのかエストレーナが走りより
「如何されました?其奴らは盗賊ですか?」
と聞いて来たが
「それがどこの誰とも答えず襲ってくるので困っていたんだ。」
と言うとエストレーナは馬に乗るリーダーと思われる男に向かい
「私は聖騎士エストレーナ、こちらは使徒様なるこの暴挙は何故か。」
と問うと男は苦虫を噛み潰したような顔で
「聖騎士・・使徒様だと・・・お前らの引くぞ」
と言うと馬を回して走り去っていった。
僕はエストレーナに少女を手渡し野営地に戻った。
ーー カリナと言う少女
馬車に戻り少女の手当てを行った。
僕は従者のエレナに少女の世話を言いつけて食事を摂ることにした。
エストレーナと食事をしているとエストレーナが
「使徒様なぜ一人で出かけたのですか?私に声をかけてもらわなければ私の存在意義がありません。」
と叱られてしまった。そうだよなと反省した僕でした。
暫くするとエレナが
「少女が目を覚ましたので今、風呂で身を清めてもらっています。後から連れて来ます。」
と言いつつまた戻っていった。
小一時間ほどするとエレナが少女を連れて僕の待つリビングに現れた。
少女は、
「助けていただきありがとうございます。私はカリナと言います。」
と頭を下げたので、僕がが席を進めエレナにお茶を頼み少女と話すことにした。少女の話では、
「私父はゴードン王国の中の大きな部族の一つケリンガと言う部族の族長です。最近魔族が山に住み着き山を荒らすため困っていたとこに突然他の部族が襲って来たのです。私を追いかけて来ていたのがその部族でグンゼと言う部族です。」
と話をしてくれた。
僕は魔族や今までの流れを訪ねたすると
「魔族が現れたのは半年ほど前、山の守り神である竜に毎日戦いを挑むため、山が荒れ始め皆が存在に気付いたのです。そしてそれぞれの族長が魔族に会いに山に向かい帰って来たのはグンゼの族長だけだったのです。その族長の話では魔族が突然暴れ出し、他の族長を惨殺して命からがら逃げて来たと答えたのでした。」
「その後荒れる山からそれぞれの部族が山を降り、ゴードン王国に保護を求めたのですが、王国は何もすることもなく今に至ったところで、突然グンゼ部族が他部族を襲い最大部族になりつつあるのです。」
と言う話だった、僕はその話に幾つかの不審を感じ調べることにした。
ーー 山に登り魔族と会う当然竜とも
僕は直接ゴードン王国の首都に向かうことをやめ、山脈に住み着いた魔族に会うことにした。
山脈に続く登山道の一つにたどり着いた僕らは、カリナの案内で山に入った。途中山小屋でニ泊して三日目の昼頃に山頂が見渡せる場所まで登って来た。すると山に住む風竜が一頭僕の元に飛んできた。
「主人殿御用があれば申し付けください」
と言うドラゴンを見てカリナが固まるが僕が風竜に
「最近魔族がここに住み着き山が荒れていると聞いた、知っておれば魔族のとこまで連れていって欲しいが。」
と言うと風竜が
「その者ならば知っておりますちょっとばかり変わっておりますが、問題ない者です。」
と言いながら背を見せるので乗れと言うことと判断し、その背にカリナとエストレーナと僕の3人で乗り込み空の旅に出発した。
空を飛ぶこと10分ほどで目的の山についた。風竜が降り立ったところは少し平らな場所のある山頂近くだった。竜から降りてお礼を言いながら周りを見ると洞穴が見えた、あそこに居るらしい。
「魔族の人よいれば出て来てはくれぬか話がしたい。」
と声をかけるとしばらくして、頭に角二本生やした身体の大きな男が姿を現した。
すると男がぼくをみつけざま
「一勝負お願い申す。」
と言うので皆を下がらさせ魔族に対峙した。
さすが魔族良い感じで魔力もその体から溢れる闘気というべきものが大きかった。
「おう」と一声上げると魔族は僕に真っ直ぐ突っ込んできて、鋭い突きや蹴りを繰り出し始めた。
その攻撃を全ていなしながら僕は
「本気で来なければ話にもならずに終わるよ。」
と声かけると、一旦離れた魔族がさらに大きく膨れ上がったように力を込め、踊りかかって来たが、それでも僕に掠ることが出来ず時間だけが過ぎてゆく。
そこで僕が反撃に転じる、手加減をしながら突きや蹴りを繰り出すたびに、魔族は吹き飛び手足を砕かれ最後には立つことすら出来なくなった。そこで回復魔法をかけその場に座らせると酒を取り出し
「まずは飲め、話はそれからだ。」
と言いながら酒を注いだ盃を差し出すと。それを受け取り一飲みして
「美味い酒だ。しかし全く相手にならなかった貴方は人か?」
と尋ねる魔族に
「今はまだ人だ。そうだ聞きたいことがった。ここに山に住む部族の男らが来なかったか。」
と聞けば
「確かにここに山の民という5人ほどの男らが訪ねて来たがそれが。」
と答えるので
「話によるとその男らは魔族に一人を除いて殺されたという、心当たりはるか。」
と問えば魔族は
「俺は闘いすれども無闇に殺生はしない。その者達は少しばかり話をしたとことで一人の男の仲間が来てそのまま山を下っていったの見たのが最後だ。」
と答えた。
僕はそこで嫌な想像が現実になりつつあることに吐き気を模様していた。その話をそばで聞いていたカリナが「そんな・・」と言葉にならない呟きを発していた。
僕らはそこから男達が姿を消した道を辿り何かないか探し始めたすると道から少し離れた場所に血痕が落ちている場所を見つけた。この付近は未だ雪がの頃ため血液がそのまま残っていたのだ、その血を触りながら僕は索敵で血をたどった。するとさらに道を外れた場所に新しく掘ったと思われる土山を見つけそこを掘ると4人の男の下が現れた。皆刀で斬られた傷が致命傷のようだった。
「お父さん!」
カリナが一人の男性の死体に縋り付いて泣き始めた。暫くするとカリナが
「よろしければ皆を山からおろしたいのですが。」
と言いながらこれからどうすればいいのか、わからないという表情をしていたので、
「大丈夫皆家族の元に連れてゆこう。」
と言いながら僕は移転魔法を発動し馬車のそばに移動した。それに気付いたエレナは驚いていたがそのまま死体をサラシで巻いて時間停止の魔法をかけ馬車に収納するとエレナに
「それぞれの部族に連絡を入れなさい。まだ襲われていない部族や生き残りがいるのだろう。」
と言うと
「はい今は皆隠れていると思いますが、すぐに連絡がつくか分かりません。」
と答えたそこで僕は
「時間は気にしなくていいそれなら王都に向かおう。」
と言い馬車を王都に向けた。
ーー ゴードン王国夏の王都にて
ゴードン王国は夏と冬で王都の場所が違う、今は夏の王都の時期。僕らはエレナの案内で王都に向かった。
すると途中で不穏な男達が待ち伏せしていることに気づいた僕は、エストレーナに
「この先に待ち伏せしている男達がいるが、このまま進むかエストレーナが退治してくるかどちらがいいかな?」
と考えるふりして答えを求めるとニコニコしながらエストレーナが
「もちろん私が片付けておきます。ある程度の場所と人数を教えてください。」
と言うので詳しい状況を教えると
「しばしお待ちを。」
と言って馬車から降り走って姿を消した。暫くすると男達の反応が消え始め2人を除いて全て消えた。僕は馬車を進めさせ反応がる場所で馬車を止めると、すぐにエストレーナが戻ってきた。
「不埒者を成敗し首魁と思われる者を生捕にしました。」
と、とても良い笑顔で報告して来た。男らを簀巻きにし馬車の後ろに放り込むとそのまま馬車を進めた。
王都の門が見えて来たところで、兵隊が50人ほど武装して馬車を取り巻いた。すると一人の騎士が
「我らはゴードン王国の騎士なる。お前達に国家転覆の謀反の疑いあり素直に同行せよ。」
と言う騎士にエストレーナが、
「私は聖騎士エストレーナ。この馬車は使徒様であるカムイ様の馬車、失礼なことを致せば天罰が降るぞ。如何な疑いで我らを停めた理由を述べよ。」
と厳しい口調で返すと、一瞬怯んだ騎士だが数を得てからの虚勢か
「使徒だと嘘を言うな。そのような絵空事信じると思うてか。皆のものこの者らを取り押さえろ。」
と命令したためエストレーナが不敵に笑い馬車から飛び出した。
取り押さえようと駆け寄る騎士達を素手で打ち倒し始めた、10分かからず50人からの騎士がエストレーナ一人に打ち倒されてしまったのだ。最後に残った騎士の隊長格が逃げ戻ろうとするのをエストレーナが
「まさか騎士たるものが相手に背を向けて逃げはしないだろうな。」
と叫ぶと今一度振り返り剣を構えエストレーナに切り掛かったが、当然相手にもならず打ち倒され僕の前に引き摺られて来た。エストレーナは
「貴様らは使徒様に剣を向けたのだ覚悟はしておるだろうな。」
と威圧すると、騎士らは地面に倒れているも身震いをして慄いていた。そして僕は騎士の隊長と思われる男に
「今から王に会いにこうと思う、案内してくれるだろうな。」
と言うと騎士は青い顔を激しく降り
「もちろんでございます使徒様。」
と答えたのだった。
ーー ゴードン王国国王との会合
騎士の男を先頭に王都に入るとさらに武装した兵士が行手を塞いだ。
騎士は、
「道を開けよ。」
と必死に声を上げるが、兵士達は動かない。そこで僕は兵士たちの目の前に数十の雷を落とすとほとんどの兵士が腰を抜かし逃げ惑うはじめた。
すると雷の音を聞きつけたのか王国の近衛兵が姿を現し
「何の騒ぎだ、騎士団長答えよ。」
と腰を抜かしていた男に向かって声を荒げると、騎士団長と呼ばれた男が
「使徒・・使徒様の怒りを買ってしまいました。」
と僕を見ながら報告すると近衛兵が
「初めてお目にかかります。私はゴードン王国近衛兵のカリンと申すもの、あなた様が使徒様でありますか?」
と尋ねるのをエストレーナが割り入って
「私は聖騎士エストレーナ、使徒様の専属警護です。」
と答えると近衛兵は
「分かりました、私が国王に案内いたします。」
と答え先導し始めた。僕らはその後をついて行きながら王城に入ったのだった。
「待たせたようだね。」
ざっくばらんの言葉を言いながら一人の男が部屋に入って来た。この男が国王のようだ。
男は年齢30〜40歳ほどガッチリとした身体つきで精悍な顔をしている。
僕も立ち上がり
「突然の来訪にお答えいただきありがとうございます。」
と答えると王は少し驚いた風で
「これは驚いた、使徒様がそんな態度をとるとは今回の出迎えは全くこちらの非と言うのに。」
と言いながら席をすすめ王も座る。
「只今我が国は魔族が山で暴れるため山が荒れ、山の民が多く被害に遭っておりその対応で忙しい。使徒様の相手ができる状態ではないのだが何か我が国に御用がありましたかな。」
と言う王に僕は
「一つだけ質問があります。王は今回のこと承知でその様な態度でしょうかそれとも本当に困ってのお話でしょうか?」
と言う僕の質問にしばらく考えていた王が
「もしもの話ですが俺が知ってこのような態度と言うなら貴方はどうすると言うのですか?」
と言うので
「もしそうであれば王の資格なしとして、この王都灰塵に帰すると思ってもらっていいでしょう。」
と言うと僕は右手を上げ誰かを呼ぶ仕草をした。すると暫くして
中庭に風竜が舞い降り
「ご主人様御用でしょうか。」
と声を大にして尋ねた。それを見た王は僕の言葉がハッタリや嘘ではないことを感じ
「大変失礼しました。我が臣下に邪なる考えの者がおり俺の力が及ばなくなっているのだ、いっそ貴方の手で私ごと葬ってくださればいいのかもしれない。」
と言う王に僕は
「王の責務を放棄すると言うなら潰してあげましょう。しかしまだ王国民を思う心がるなら私の手を取りなさい」
と言いながら手を差し出すと王は僕を見てからしっかりと手を取りたちあがるとそのばにひざまつき
「王国の民をお助けください。」
と真摯に願った。
その後王国の主だった者を集めさせ僕はその前に立ち
「今から神の心眼による裁きをいたします。名を呼ばれたものは前へ。」
と言いながら
「先ずは山の民グンゼの族長、騎士隊長。」
と言うと
ガッチリした壮年の男と先程エストレーナに殴り倒された男がオズオスと前に出た
「グンゼの族長よ魔人に会いに行ったことを今一度ここで話してくれぬか。」
と僕が言うと
「分かりましたあれは本当に恐ろしいことでした。魔人が住み着き暴れまわるため山が荒れて困り山の民の族長5人で魔人に会い行きましたところ、突然の魔神が襲い掛かり私以外の族長が殺されたのです。」
と言うので僕はさらに
「魔神は剣で切り掛かったのか?」
と言うと
「はいその通りです。しかも魔法も使い3人は魔法で黒焦げになったと記憶しております。」
と答えることから僕は
「それでは魔人の言うことと話がだいぶ違うな。」
と言うと
「魔神と話をされたのですか?それは嘘でございましょう。ドラゴンとやり合うような魔人に人が話をつけるなど。」
と言うのを手で制して
「確かにすぐに襲いかかって来たので足腰をたたき折って懲らしめてやったが、あ奴は素手でしか戦わなかったのだがどうやって剣で切り殺せたのか。」
と言うと
「それは・・どの族長か忘れましたが族長の剣を取り上げたと記憶しております。」
と言うのを
「それにお前の部下が何人も迎えに来たそうだが部下は殺されなんだか。」
と言うとしどろもどろになりながら口籠る男に
「僕はね近くで殺された5人を見つけここに持って来ているんだが、誰一人魔法で殺されていないがそれはどうしてか。」
と言うと黙り込む男僕は威圧を添えて
「神おもたばるお前や一族に生きる権利があるのか。」
と低い声で言えば、ガバッと平伏し
「申し訳ありません。」
と一言。
僕はもう一人の騎士を見ながら
「お前に最後の質問をしよう。この意味がわかるな。お前は誰の命で僕たちを捕まえに来たのだ、言い訳入らぬ名前を答えよ。」
と言うとしばらく黙っていたが、天空に雷が鳴り響くと震えながら
「宰相様にございます。」
と答えるとその言葉を聞いていた宰相が
「何を言うのだ!俺は何も入ってはおらぬ。」
と叫んだので僕は
「さあ次は宰相お前だここに控えよ。」
と威圧と共に雷を近くの丘に落とすと腰を抜かし
「命だけはお助けを・・・元々その話を持って来たのは、王弟様のご指示でございます。」
と話出す。すると王弟という男がその場から逃げ出そうとする、そのすぐ前に雷が落ちると腰を抜かして泡を吹き気絶した。その後芋づる式に関与した者を次々に暴き出した僕は、
「ゴードン王国国王よこの責は国王たるお前にある。その一生をかけ王国民のために汗を流しやり直せ。」
と国王に言うと国王は膝を突き
「この私神と使徒様に誓い一生をかけ民のために汗をかきとうございます。」
と答えたので後を頼むぞと言い残し、王都に出ると魔法で声を広げ
「山の民に次ぐグンゼ以外の民はここに集まれ、族長の遺骸を荼毘に伏すために。」
と伝えるとすぐに数十人の人が集まり
「我らは山の民にございます族長の遺骸を荼毘に伏すと言うのは本当ですか?」
と聞いて来たので馬車から遺骸を取り出し、綺麗な布を敷きその上に並べると皆の前で僕が死者を送る式を執り行った。
その後最後の別れを済ませた皆の前で僕は死者を天に送り出した。その光景は死者が自ら起き出すと空に向かい浮き上がり笑顔で縁のあった者達に黙礼しながら旅立つ荘厳で神秘的な式であった。その為それぞれの縁者は感謝してそれぞれの里に帰っていった。
僕はカリナに声をかけた
「カリナの部族ケリンガの生き残りはいたのか?」
とすると
「はい何人か見つけることができましたが村を維持することは難しいと思います」
と答えるので国王への手紙をその場で書き手渡しながら
「これを持って国王に会いなさい、そしてこれからのことを話し合いなさいいいですね」
と念を押してカリナと別れたのであった。
きっとあの王なら悪いようにはしないであろうそう思いながら僕は馬車の窓から険しい山脈を見たのであった。
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