27歳コミュ障社畜病弱喪女による婚活記録

第1話 これまでの人生と婚活の切欠コン！

　はじめまして、私、狐っていうの！

　今貴方の後ろにいるの！　嘘だよ。

　本当は別の名前だけども、此処では狐と名乗る。他の作品とこの生き恥諧謔婚活記録を結び付けたくないから。

　虎山なんとかさんって誰？　山月記オタクぅ？

　貴方もこのスタンスで読んで下さいませ。お願いします。土下座土下座ー。

　では、狐の半生を振り返ります。

　アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送開始した年、関西で生まれる。

　年を食うほどに、周囲のノリの良い関西人と馴染めなくなった。小学校半ばあたりから常にATフィールド全開する。

　数人の友人には恵まれたが、その他の人間は苦手でATフィールドは硬度を増していく。

　大学卒業後、家族が移り住んだ非関西の田舎・稲荷県で就職する。

　家族以外親しい人が身近にいないまま、今現在もなお社畜をしている。

　仕事して、家族とそれなりにうまくやって、趣味の読書や執筆活動やお絵描きをして、その時その時の仮面ライダーや戦隊や映画等を楽しんで、たまに友人に会いに行って、たまに大都会に遊びに行って……という繰り返しが狐の人生なのだろう。

　この先、親族の介護や遺産整理をして、自分の死が見えたら終活をして終わるのだろう。

　狐はそう信じて疑わなかった。

　まじで信じきっていたので、たまに孤独死について調べた。

　友人が同棲している恋人がどうとか結婚式がどうとか言っている横で、孤独死してもすぐ発見されるサービスを探したり、孤独死してしまったご遺体が腐敗した現場の話を見つけて戦々恐々としていた。

　く……暗い！

　しかし！

　2022年――27になる年に転機が訪れる！

　恐怖の大王がやってきた。狐は「親方！　空から女の子が！」とか言いながら落ちて来たアンゴルモアを受け止めた。てゆーか、自殺未遂？

　……なんてことは勿論なかった。

　カクヨムコンに初参加した。

　読者選考期間に人様の作品を読みまくった。その中に婚活体験記もあり、婚活が怖くない気がした。やってみたい気さえした。

　体を壊した。

　元々病弱であったが、有給休暇を大量消費する羽目になった。

　原因は周囲の環境によるストレス。

　何とか元の生活が出来る程度に復活した。

　しかし、悟った。悟らざるを得なかった。

　――このままこの環境を維持し続けたら再度壊れる。下手すれば壊れきってしまう。

　自分の体よりも周囲の環境を破壊することを選択することにした。全力でハカーイ。

　仕事は大好きなので、家庭を変えることにした。

　未だに続くよ、コロナ禍。

　2022年５月現在も続いてるよ。別の病気まで出て来たよ。

　友人に会えないのが辛くなってきた。というか、家族と職場の人と医者以外と直接喋れないのが辛くなってきた。コミュ障で口下手なのに限界だった。

　でも、親しい人の作り方が分からない。

　人体錬成を試した。もってかれた。嘘である。

　夫を作るには婚活すればいいという知識はあったので試した。

　もってかれた。

　心の平穏を！

　という訳でね、婚活のストレスを発散する為にね、これから面白おかしく語ってまいります。

　フォローお願いしまーす。