"夏祭りの日にだけ一緒に遊ぶ親戚の子"…と言う、日常の中の"非日常の存在"である律子ちゃんは、自分の少年・少女時代にも似たような存在がいたなぁなんて、ちょっとしたノスタルジーを呼び起されました。(※当然こんなドキドキするようなことは起きませんでしたが!)そんな風に"自分が小学生だったときの夏"を思い出させるような…どこか切ない情緒的な雰囲気と、律子ちゃんの艶っぽさや生々しさを感じさせる刺激的な・後になって振り返ればある意味で甘酸っぱい?そんな描写が非常に巧みで惹き込まれるお話でしたね…。ネタバレは控えますが、ぜひ最後の最後まで読んで欲しい作品だと思います。面白い作品をありがとうございました。