第2話同じことを3人にやってみた件〜一個下くんの場合〜
カラオケ?なんて学生のデートじゃん。恥ずかしいな。歌上手いわけでもないし。と、気が引けていたものの、一つ下のアクティブな男性が誘ってきたので行ってみた。
一つ下なだけなのに、ノリが若い。カラオケでも一曲目から採点勝負をしたがる。そんなに上手いのか?と半信半疑でいたが、私に言わせたら普通より下というところだった。これで採点をやりたがるのは相当な自信家だなと正直思った。
カラオケって歌うから面白いので、歌って歌ってと回していくのが主流かと思いきや、この一個下くんは自分が気が済むまで歌った!1時間しかとらなかったこともあるけど、私の歌も聞きたいとかというお世辞も一切なしのマイペース。実に新鮮な感じを受けた。
カラオケといえば個室に二人きり。さすがにリスクはゼロではないことは分かる。一個下くんはどうするか。人が歌い始めようとしたら来たー!さすがマイペース。歌わせろーと私も大人気ないけど、そっちにスイッチ入っちゃってるのでさりげにかわしといた。そしたら向こうも静かに下がってはいったけど、私も年上スイッチが入っちゃったのか、可哀想になってあとでハグしてフォロー。笑。離れたとき自然とキスにもなったけど、マスクしたまま。笑。お互いに小さい子供がいるのが分かっているので、そこまで深くを追求しない、いい関係のように思えた。
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