卒業

CIEL

高1 4月

3月3日俺は毎年欠かさず妻とここに来るようにしている



4月2日今日から俺の高校生活が始まる。

高校生になったら彼女作って高校生活を満喫するぞ!そんなことを考えながら登校していた。

「拓也おはよー」

「おー和馬!おはよ」

「一緒に行こうぜ」

「おう」

「一緒のクラスだったらいいのにな!」

「どうだあろな?でも一緒のクラスだったらいいな」


何気ない会話をしながら小学校からの友達小野和馬と学校に向かった。

学校につき校門を入った玄関前に張り出された1年生クラス表を少しドキドキしながら和馬と確認した。


周りもワイワイ言いながら自分達のクラスを確認していた。

「うわーー‼拓也と一緒じゃん!!」

「マジじゃん!イェーーイ」

パン!!

和馬と俺はテンションが上がりはハイタッチをした。

「拓也、早く教室行こ。かわいい子いるかな?」

「おう!いたらいいな!」

「とか言いながら和馬なかなか話しかけれないくせに!」

「とりあえず確認してこれから仲良くなるんだよ」


教室に入ると既に来ていたクラスメイトがワイワイ話していた。

「どこ中だった?」「部活の試合で一回会ったよな」「うわー久しぶりだな」

周りはすでに盛り上がっていた。

「拓也見てみろよ!ギャルいるぞ!」

「ギャルかぁ〜俺はギャルはタイプじゃあないな!」

「じゃあ拓也はあの端っこで本読んでるやつか?」

「はぁ〜!!?ちげ〜よ!あんな陰キャ…」

やば!こっち見た!聞こえてしまったか?


あの時はお前に酷いこと言ってしまって。

今考えれば俺めっちゃ最悪な奴だよな。


そうこうしているうちに担任の先生がきた。

「今日からこのクラスの担任を務める小林大和です。みんな1年間よろしく」

「じゃあ今から入学式やから、廊下に並ぼっか」


男女2列で出席番号順に並んで体育館に行き、長い校長の話を聞き入学式が終わった。


小中高と校長の話が長いのは全国共通なのか?


教室に戻り一人ずつの自己紹介が始まった。

さっきの子、一ノ瀬弥生って言うのか…

自己紹介、教科書配布が終わり今日はお昼で学校は終わった。


男子数人が俺と和馬の所に来て、この後ご飯食べに行こって誘ってきたので俺と和馬は行く事にした。


地元のファミレスに同じクラスの子男女数人といく事になった。

「おっつ〜!遅れた~」

「皐月遅いよ!」

「ごめんごめん!弥生も連れてきた!」

「弥生おっつ〜!」

「もこちゃんおつかれ」

「こっちおいで!皐月の隣より私の隣に座りなよ」

「ダメだよ!弥生の隣は私!ね~弥生ぃ⁉」

っあ!一ノ瀬弥生!あいつ友達いたんだ。しかも全然タイプの違う友達じゃん!

一ノ瀬弥生はおとなしめなのに、早乙女皐月はめっちゃテンションの高い子だし、もう一人の二階堂もこはギャルみたいだし、どんな組み合わせだよ。


その日はみんなでワイワイしながら過ごした、途中から男子は男子で固まり、女子は女子で固まりつつも、なんだかんだ楽しかった。


数日が経ちクラスにも学校生活にも馴染み何気ない高校生活を過ごしていった。。

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