悪質ボッタクリ居酒屋に下す暴力の営業停止処分
***
二人の殺戮刑事を乗せたパトカー、殺戮パトカーが繁華街に向けて法定速度を守って走る。
歩行者が信号のない横断歩道を渡る時にはしっかりと止まり、近くに子どもやお年寄りがいる時には徐行する、バッドリ惨状は交通法規を守るタイプの殺戮刑事である。
「もっとスピードを出しても良いんですよ、バッドリくん」
殺戮パトカーの車内に充満する薬物の煙を窓から追い出しながら、殺死杉が言った。
「殺死杉さんは時速三百出しますけど、僕らも一応公務員なんですから急いでない時は社会の規範となる正しい運転をしないとダメですよ」
目を蕩かせたバッドリが甘ったるい煙を口から吐き出しながら言った。
「……正しい運転と言われても、そもそも学科試験の内容とか何も覚えてないですからねぇ~」
「じゃ、繁華街につくまでに○×クイズやりません?」
「『轢殺コンボを決めて良いのは五人まで』みたいな引っ掛け問題ばっかり出すんでしょォ?厭ですよォ~!」
「いやいあ、普通の問題出しますよ……例えば」
バッドリが、クスリがもたらす甘い酩酊状態の脳から何かしらの問題を引っ張り出そうとしたその時である。
「ひったくりよぉ~~~~!!!!」
絹を裂くような悲鳴。殺戮パトカーの遥か前方で主婦が叫んだのだ。殺戮刑事は正当化される暴力チャンスを逃さない。バッドリが勢いよくアクセルを踏み込んで走っていくと、ブライダルカーめいて何人もの死体を引き摺る大型バイクが見えた。運転手の手には彼のものとは思えぬこぶりなハンドバッグが握られている。
「目の前にひったくり犯がいる時、運転手は犯人の逮捕に協力するべきでしょうか?」
「バツ!」
殺死杉は窓から身を乗り出して、拳銃を大型ひったくりバイクへと撃った。
銃弾がひったくり犯の頭部を撃ち抜き、主を失った大型バイクが違法侵入社員の群れへと突っ込んで巨大な爆発を起こす。そして、爆風で吹き飛ばされたハンドバッグが主婦の手元へすぽっと収まった。ドライビング殺戮コンボだ。殺戮スコアアタックモードでの実用性が高い技である。
大型ひったくりバイクの残骸を尻目に、バッドリは殺戮パトカーのスピードを緩やかに落とし再び法定速度へと戻していく。
「運転手は運転に集中しないといけないので、助手席に座る殺戮刑事に任せるべきですよねェ~~~?」
「正解です、じゃあ次の問題出しますね」
「いや、次は私がバッドリくんに問題を出しましょう。運転中の喫煙はながら運転に含まれ非常に危険なので辞めるべきである」
車内は心身ともに異常な作用もたらすが、法的には規制されていない煙に包まれている。バッドリが吐く煙の量は、窓から外に失せていく量よりも遥かに多い。
「喫煙はマルですが、僕の喫薬はバツです。ながら運転は咎められるべきですが、僕の行動の主は運転ではなくクスリの方ですから」
生きた
殺死杉は曖昧な笑みで頷き返す。
「やっぱり、クスリに手をだすのは良くないですねェ、バッドリくん」
「そんなことはないですよ、殺死杉さん。世の中には良いクスリがいっぱいあります」
「貴方が吸ってるクスリは違うと思いますよ」
和やかな会話を交わしながら、殺戮パトカーは居酒屋『デス・ボッタクリ』が待ち受ける繁華街へと向かう。この時点の二人は予測もしなかっただろう、彼らを待ち受けているものが想像以上の地獄であることに。
***
「悪質な客引きだァーッ!!!」
繁華街に悲鳴がこだまする。
時間は十八時を回り、ネオンサインと酒を求める客の笑顔で繁華街が最も華やぐ時間である。だが、今日の夜の街を彩るものは逃げ惑う人々、飛び交う悲鳴、そして苦悶の表情だった。
「居酒屋『デス・ボッタクリ』でーす!地獄という名の系列店に案内しますよ!!」
何の前触れもなく、居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員が繁華街を襲った。
「居酒屋お探しですか!?それとも死に場所をお探しですか!?居酒屋『デス・ボッタクリ』は両方の需要を満たしますよ!一石二鳥!」
「ウチ安いですよ!全品タダです!貴方の生命も安いですよ!全臓器タダ!」
「女の子と遊べますよ!あの世でね!」
これほどまでに悪質な客引きがあったであろうか、繁華街の人々は銃を突きつけられては無理やり送迎車という名の鉄格子付きの車の中に運ばれていく。
需要をくすぐる甘い言葉と、純粋なる暴力が客を地獄へと誘うのだ。
読者の方々の中には当然の疑問を抱かれる方もいるだろう。
確かに神殺しは日本国の法律において犯罪には該当しない、だが今この場で行われている悪質な客引きは迷惑防止条例違反になるのではないか。
だが、そこが居酒屋『デス・ボッタクリ』の悪質なところである。
檻の中に閉じ込められた客の集団を見るが良い、皆一様に頭上に光輪を浮かべている。入店前からこの送迎が店舗との契約とみなされ、客が神になっているのだ。
警察が介入するには客が神になるペースが早すぎる――これでは一般の警察も迂闊に手を出すことも出来ない。
「いやぁ!今日は大繁盛ですね!」
「俺らは利益度外視で自分たちの笑顔のためにやってるからなァ!」
居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員達が笑顔で言葉を交わす。
居酒屋『デス・ボッタクリ』は立地条件が悪く、★の数も低い、それでも絶えず犠牲者が訪れるのは――彼らの地道な悪質な客引きによるものなのである。
「テメェら!いい加減にしやがれ!」
そんな彼らを複数の重武装人間が取り囲んだ。
右手をガトリング砲に置換した者、バズーカ砲を両手に持つ者、全身から刃を生やす者、そして自身の両目に火の付いたダイナマイトを突っ込んでいる者など、皆一様に油断のできない実力者達である。
「あれ、お兄さんたちも店探してます?」
ヘラヘラと居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員が重武装人間達に尋ねる。
「違う……俺らもこの繁華街で営業してる人間なんだがよ」
重武装人間の中から、右手をガトリング砲に置換した男がずいと前に出て、居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員に詰め寄った。
居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員は丸腰であり、優れた体格を有しているというわけではない。中肉中背で身長も平均的な一般的な成人男性といったところである。それに対して、ガトリング男は筋骨隆々にして三メートルに近い上背のある男であり、右手のガトリング砲も目の前の店員に匹敵する大きさである。
つまりは子供と大人――それも丸腰の子供と重武装した大人ほどの差があるというのに、居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員は自身に詰め寄るガトリング男に対して、怯む様子を見せない。
「こういうよォ……人道にもとる商売は良くないと思うんだ……なぁ皆!」
ガトリング男の叫びに呼応して、居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員を取り囲んだ重武装集団が叫び始める。
「そうだァーッ!!人道にもとって神道に先っちょ突っ込んでんじゃねーぞ!クソ店が!!」
「こっちは生命までは取らないちょっと人生レベルの借金を背負わせる範囲の善良なボッタクリをやってるっていうのに!テメェみてぇなクソ居酒屋があったらボッタクリ居酒屋全体が誤解されるじゃねーか!!」
「人間ってのは殺すと生命保険しか取れねーけど、生かせばどれだけでも金を取れんだよ!一時の快楽のために人殺してんじゃねーぞ!クソボケが!」
「趣味でプロの世界に首突っ込んで来てんじゃねぇ!迷惑防止条例違反をその身体に叩き込んでやる!」
なるほど、居酒屋『デス・ボッタクリ』のやり方は確かに国家権力の介入を防ぐことが出来る、しかしそれで同じ繁華街で営業する同業者からの抗議を止められるわけではない。今回の悪質な客引きは同じボッタクリ店から見てもやり過ぎた――そういうことになるだろう。
取り囲まれる居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員達を見て、各地で悪質な客引きに精を出していた店員達も一箇所に集まりだす。
「あー……じゃ、お兄さん達。アレだ、僕らにケチつけにきたと」
「まぁ、ケチっていうか……お前らの態度次第では手もつけることになるな」
ヘラヘラと笑う居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員達とは対照的に重武装集団は皆が殺気立っている。少しのきっかけで、その暴力は濁流のように居酒屋『デス・ボッタクリ』を押し流すことになるだろう。
「……あのさ、僕ら商売の素人だけど、全員が快楽殺人者……殺人のプロなの、お兄さんたちとは逆にね」
「ほーう!じゃ、その大好きな殺人っていうのを自分の身体でたっぷり味わってみるんだな」
居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員たちが一様に槍を亜空間から召喚した。
神の死を証明した聖槍――当然、本物ではない。
中国製のコピー品であるが、その神性と破壊力は本物である。
それと同時に重武装集団が一斉に自身の武器を居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員達に向けた。
目の前の脅威を取り除かなければ、おちおち殺人やボッタクリも出来ぬ危険な街である。
今、まさにボッタクリ居酒屋同士の企業戦争が始まろうとしていた。
「「「「「「ぐびゅるぉあ!!!!!」」」」」」」
「ケッヒャアアアアアアアア!!!!!」
その瞬間、哄笑と共に殺戮パトカーが全てを撥ね飛ばした。
「問題、殺人者が一箇所に集まってたら、轢くべきでしょうか?」
「当然、マルですねェーッ!!!!!」
運転席の殺死杉がアクセルを踏み続ける。
流石の彼も、喫薬によって目が異様な輝きを帯び始めたバッドリに運転を任せたりはしない。
「アハハ、殺死杉さん……正解率流石にひどいですよ。今の殺死杉さんが免許取得に行ったら、落第通り越して二度とアクセルを踏めないように腱を切られちゃいますね!」
「参りましたねェーッ!!結局運転は座学から離れちゃうもんだからしょうがないんですけど……ねッ!」
助手席の窓から和やかな気分になる煙を振り撒きながら、殺戮パトカーが一度轢いた相手を入念に二度、三度と轢き直していく。
((な、何が起こったかわからんが……まずはコイツらを殺さないと!!))
僅かに生き残った居酒屋『デス・ボッタクリ』の店員と、重武装集団の集団の思考は一致した。
目の前で同僚が、同業者が轢殺されていく。
警察――殺戮刑事か。税金を無駄に食い散らかすあの異形の殺人集団か。
彼らは状況を掴みきれていない。
だが、武器を構えるべき相手が先程までの敵ではないことだけは理解している。
「公務員に職業選択の自由を奪わせはしねェーッ!!!俺たちは
先程まで敵対していた同士が、強大な敵を前に仲間になる――そんな美しい物語が生まれるはずだった。
「あれ、か、身体が……動かな……」
だが、共闘どころか一人で戦うことすら出来なかった。
身体が一切動かない――彼らが最後に見たものは、満面の笑みでアクセルを踏み込む運転席の殺死杉謙信と、助手席から身を乗り出してジョイントを持った手をひらひらと振るバッドリ惨状であった。
「やっぱ、バッドリくんがいると殺人が楽ですねェーッ!!」
「いやあ、それほどでも……全部クスリの力ですから」
ひとしきり轢殺して回った二人は、少し離れた有料駐車場に殺戮パトカーを停めた。
居酒屋『デス・ボッタクリ』は交通アクセスの面に問題はないが、自前の駐車場を有していない。自家用車で行く分にはどこかしら駐車場を確保して置かなければならない。居酒屋『デス・ボッタクリ』の店主、殺
「しかし、これほどに悪質な客引きが行われているとは……どうやら想像以上の悪質ボッタクリ居酒屋みたいですねェーッ!?」
「……人の命を何だと思っているんでしょうね!」
檻に閉じ込められた一般市民を解放し、クスリの力でトラウマを無理やり記憶から消しながら、二人の殺戮刑事は居酒屋『デス・ボッタクリ』へと向かう。
「暴力という名の営業停止処分を下してやりましょうねェーッ!!!」
***
「全品無料って言ったじゃないですか!」
顔を真赤に染めた男が店中に響き渡る大声で叫んだ。
実際、男の言っていることは間違っていない。
メニューに書かれている値段は全品無料になっているし、店員に値段を確かめたときも「無料ですよ」との返事を貰っている。
それが、いざ店から出ようという段になって殺
「あー、全品無料!アレね、嘘です!ウチボッタクリ店なんで!」
恰幅の良い店主はにこやかな笑顔を浮かべて言った。
あまりにも朗らかな笑顔に、店主が次の瞬間に「冗談です」と言うのではないかと男は期待したが、その様子はない。
「ボッタクリ店ってどういうことですか!?僕、そんなお金とか持ってないですよ……」
「あー大丈夫ですよ!お金は大丈夫!ウチ、代金が生命なんです。こういうところで食事すると高く付くって言うでしょ!」
「高く付くって……生命を対価にするのは天井ぶち破りすぎですよ!」
「いや、そんなこと言われてももう遅いですからね」
店主が笑顔のまま、亜空間から槍を召喚した。
店員に持たせているものとは違う――オーダーメイドの神殺しの槍である。
この殺人武器は経費にカウントされている。
「人として生まれ……お客様として神になり……そして死ねば人は皆仏……人生の最後のデザート!その身でお得な三位一体セットを味わって死んでください!!」
「そ、そんな晩酌セットみたいな感じで――」
刹那の速さで男に向かって槍が突かれた。
まさしく神速である――この男もまた、今までの犠牲者のように死に、そして悪霊となって居酒屋『デス・ボッタクリ』に関するクソレビューを書くことになるのか。
「
だが、男の心臓を貫こうとしたその寸前に、穂先は踵を返し、店主の背後を突いた。その穂先は正確に一発の銃弾を受け止めている。
「すいませぇーん!?」
割れた窓ガラスから、濃密な夜が店内に流れ込んでくる。
暗闇、殺意、甘い煙、そして二人の殺戮刑事。
ロンギヌスに銃口を向ける殺死杉、そしてジョイントを吸うバッドリ。
「ケヒャァーッ!!予約無いです!予算も無いですし、慈悲も無いです!殺意だけなら有るんですけど……殺戮刑事二名入れますかねェーッ!?」
「あ……禁煙とか分煙とかは気にしなくて大丈夫ですよ、僕らの貸し切りになるんで」
殺戮刑事二人が笑う。
その笑顔を受けて、ロンギヌスも笑う。
先程ロンギヌスが殺そうとした男はいつの間にか逃げてしまったらしい。
だが、それを気にする必要はない。
そんなちっぽけな存在よりも、殺したい客が目の前に現れてしまった。
「らっしゃっせー!最近は窓からの入店が流行ってるんですかねぇ?まぁ、でも……今回は特別ですよ!」
ロンギヌスが聖槍を二人の殺戮刑事に向けた。
「にしても大した知能犯でしたねェーッ……一体、どうやったらお客様を神様にすることで日本国の法律の適応範囲外にするだなんて思いついたんですか!?」
「いいアイディアでしょう?私ね!もともとはまっとうな居酒屋だったんですよ!熱ッ!」
殺死杉の毒ナイフとロンギヌスの聖槍が火花を散らす。
その隙を見計らって、バッドリがロンギヌスに根性焼きを行う。
抜群のコンビネーションである。
「お客様の笑顔のためにね……色々頑張ってみたんですよ!お客様の来店する店が街で一番店になるように周りの店にまともに営業できないぐらいの嫌がらせをしたり!喜んでもらえるようにお客様が頼んでいないモノを運んだり!酔っ払ったお客様が帰り道の心配をしないで良いように……先回りして、お客様の家を燃やしたり!熱ッ!」
ロンギヌスは笑顔を崩さない。だが、果たして彼はどのような気持ちで自身の過去を語っているのだろう。涙跡のように、彼の腕に根性焼きが増えていく。
「でも……私がいくら努力をしても悪質なクレーマーが警察に通報したり!裁判を起こしたり!しまいには私に殴りかかってくるんです!いくらお客様だからって神様にでもなったつもりですか!?そりゃ私だって完璧な人間じゃない!食中毒を起こしたこともありますし、産地偽装もしました!水道代が勿体ないので酒も泥水と割ってます!でも……私だって普通の人間!お客様だって人間!対等の関係でしょう!?熱ッ!そんなある日私はイラッと来て……街で人を殺しました!そしたら凄い楽しかったので……居酒屋を利用して殺人を行うことにしたんです!!!」
「貴方は……間違っています!」
背後からジョイントでロンギヌスの背を執拗に焼きながら、バッドリが叫ぶ。
「私が……間違っているだと!?熱ッ!ちょっ!いい加減にッ!」
ロンギヌスはバッドリを振り払おうとするが、少しでも隙を見せれば正面の殺死杉の毒ナイフに刺殺される。
前門の殺人鬼、後門の殺人鬼とはこのことである。
「そうです……貴方は理不尽な現実に心を折ってしまったのかもしれない、けれど……そんな時に貴方を助けてくれるものから目を背けてしまった」
「助けてくれるもの……?」
ロンギヌスの目の前に殺死杉の毒ナイフの刃先が迫る。
応対せんと腕を動かそうとしたが――動かない。
頭が甘い快楽に痺れる――これは。
「貴方を助けてくれるもの……それはクスリ!!!他人を犠牲にして楽しくなるのではなく、クスリの力でひとり楽しく生きて行くべきだったんです!!!」
瞬間、殺死杉の毒ナイフがロンギヌスの心臓を貫いた。
殺死杉のナイフに塗られている毒は――当然、ちょっと塗るだけで水源を一つ潰せる猛毒である。
「もっとも貴方にとってはこの毒の方が良い薬になったでしょうがねェーッ!!!」
毒ナイフを受けて、肌を異様な紫に染めるロンギヌスに更に容赦ない毒ナイフの追撃が襲う。
かくして、悲しい戦いは終わった。
繁華街のボッタクリ店も一斉に殺害されたことで、客がボッタクリ被害にあうことも減るだろう。
「けど、僕は思うんですよ殺死杉さん」
居酒屋『デス・ボッタクリ』の冷蔵庫から漁った枝豆を食べながらバッドリが悲しそうに言った。
「彼は、道を誤ってしまったもう一人の僕たちなんじゃないかって……一歩道を間違えてしまえば、僕たちもあんな風になっていたんじゃないか……そう思いませんか、殺死杉さん」
殺死杉はビールをぐびりと飲み、言った。
「いや、私はそうは思いませんけど……」
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