また繰り返す

3.14

また繰り返す

みなさんは、最近よく寝れていますか?

最近の研究では、すぐ寝れる人とそうでない人、2種類の人間が居るといわれています。

しかし…、

人間というものは、一度気になってしまうと眠れません。

少しの物音…

バイクの走る音…

いつもは、気にならない時計の音…

それに気づいてしまうと、人間は、気になって、気になって仕方がありません。

ですが、まだ時計の音や、自分で解決出来ることなら心配には、及びません。

自ら時計を止めればいいだけです。

ならば…自分が解決出来ないことは、どうすればいいのでしょうか…。



ブゥゥゥーーン…

グゥーングーン…


「はぁ…全くもう、うるさいなぁ。」


最近、家の近くによくバイクが走っている。

そう、深夜にだ。

僕は、仕方なく窓を閉めた。

カラカラカラ…と扇風機は、回っている。

少し暑いがうるさくて眠れないよりは、マシだ。

もう一度目を瞑った…。


「ちょっと、、もう起きなさい、」


「あれ…?」


眼の前には、お母さんが立っていた。


「もう、朝か…」


そう呟くとお母さんは、また何処かへ行ってしまった…。


とりあえずベッドから起き上がり学校へ行く準備をした。

「行ってきまーす」

そう言うとお父さんがまた「行ってらっしゃい」と、言う。


「僕は、また歩いた。少し歩くと小さな空き家がある。草は、生い茂り蝉の音がよおく聞こえる。」


「そしてこの先には…、桜の木がある。満開だ。」

「少し行くと、木は、また枯れていた。それもそうだ、今は、秋だからね。」


「ん、あれ、)


【あれれ』


【今は、夏?秋?それとも…)


[てか、なんで僕がずっと喋ってるみたいなんだ?)


(てかそもそも朝行くときもいつもは、お父さんは、すでに会社に行ってるはずなのに、。、…〛


ゆっくりと明るくなる…。


視界は、開き…、


世界は。


だか、

少年には、絶望でしかなかった。


「また…夢か…。」


彼の目には、ただただ荒廃した世界が待っていた。


僕は、またもう一度目を…


「完」





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また繰り返す 3.14 @3140905

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