03-27 三月十日 武芸大会決勝とその後

 フロンクハイトの治療は、長引いた。

 まあ、最短時間で終わらせたとは思う。

 タイジたちに後を任せて部屋を出ればシノさんたちが待っていた。

 シノさんと彼女に預けていたハトン、そしてセンフルールメイド長のミスズ、メイドのハナとフキ。

 リタはタイジ達と一緒にセリン・ティムグレンに付いている。


「決勝戦は?」


「シマが勝ちました。

 興奮状態のまま相手を吹っ飛ばしてボコっていました」


「何にも考えなくても勝てるんですね」


「実力差が有って幸いでした」


 対戦相手の少僧正御子息が聞いたら怒るだろうな。


「シマは?」


「先に控室に戻っています。フトが付いています」


「では、不自然ではありませんね」


「ええ、その通りです」


 見合って、笑う。


「ここからですよ」


「分かっています」


 シノさんの言葉に応える。


「ミスズとフキは念のためここに残りなさい。

 キョウスケ、ハナ、ハトン、行きますよ」




 闘技場北側の観客席の下、アリーナと同じレベルには選手控室がある。

 アリーナの東側出入り口から西側出口にかけて六四個の部屋が有る。

 セリン・ティムグレンの控室は六四番、つまり西側出入り口に一番近い。

 シマの控室は三三番。東と西のほぼ真ん中だ。

 シノさんを先頭に廊下を進む。

 そして、三三番控室の前に彼女はいた。




「遅かったですね。センフルールのアジョー・シノ」


 金髪碧眼、それなりに豊かな胸元とヒップ、細い腰。

 彼女は従者もつれず一人立っていた。


「誰でしたっけ?」


「名前はキョウスケが憶えていたはずでしょう」


「だって、みんな金髪に青い目じゃないですか」


「胸の大きさが中途半端で記憶に残りません。

 見分けるのは面倒です」


「フロンクハイトの人ですよぉ」


「ハナ、流石にそれは分かってる」


「あなた達ねぇ」


 何故かいらだつ金髪彼女。

 ジアゼパムいるかね?


「フロンクハイト留学生副代表エイレン・アラフォヴァさんですね」


 ハトンがビシっと言った。


「おお、ハトン偉いぞ。無駄に偉い」


「感心します。よくこんな無意味な知識に記憶のリソースを割けるものです」


「ハトンちゃんは間違い探しが得意なんですかぁ?」


「え、無駄なんですかぁ?」


「話を、いいかしら?」


 エイレンが青筋を立てている。

 煽った記憶は無いんだけどなぁ。


「今こうしている間も、この部屋の中ではあなた達の仲間が、センフルールの銀髪姫が窮地に陥っているわ。

 何となくは気づいているのでしょうけれど、私たちは『死人薬』を用意したの」


「聞いてはいます。

 グールに使う外法ですね。

 一時的限定的にマナが増加するが、代わりに正常な判断力を失う」


 シノさんが答えた。


「あら、流石によく知っているわね。

 でも、それだけではないわ。

 今回の薬は特に強力だから心臓にかかる負担がとんでもないの。

 ほっといても半分は死ぬそうよ。

 生き残ったとしてもしばらくはまともに動けないでしょう」


「そちらの出場者にも使用していたようですが?」


「そうね、セリン・ティムグレンにも使ったわ。

 同じ条件ならば薬の使用を自覚していたティムグレンが有利と思っていたのだけれど。

 まあ、負けてしまったのは仕方がないわね。

 でも、負けるのも意味が有るのよ。

 センフルールのシマがフロンクハイトのセリン・ティムグレンだけを故意に殺したという話になるのですからね。

 カゲシンでのセンフルールの評判は面白いことになるでしょう。

 ホーッホッホッ」


 オイオイ、負けて死ぬところまで予定かよ。


「本人はこれで勝てると思っていたのではないですか?」


「そうでしょうね。私達もさんざん煽りましたから。ホーッホッホッ」


 また、高笑い。

 しかし、「ホーッホッホッ」とかいう話、フィクション以外で聞くの初めてだな。


「死人薬、どこで手に入れました?」


「それは、ここではどうでもいい話ね。

 今、問題なのは、この部屋の中には、シュタール・カロリーナがいるということ」


「シュタール・カロリーナ、ですか?

 シュタール・シェラリールではなく?」


 エイレンは目を丸くした。


「あら、流石ね。どこで知ったのかしら?」


「半信半疑だったのですが。

 シュタール・シェラリールに妹はいないと聞きます」


「ふーん、流石ね。

 男兄弟ならともかく、女の兄弟まで調べていたとは、吃驚だわ」


 金髪は鼻で笑って話を続ける。


「まあ、いいわ。

 そう、中にいるのはシュタール・シェラリールよ。

 一七〇歳の熟練した魔法使い。

 永遠の霊廟ではセリガーの一桁に痛い目にあったそうだけど、あなた達にはリベンジしたいんですって」


 大きく笑う。

 高慢に笑う。


「死人薬で理性を失い、セリン・ティムグレンと戦い、ついでに決勝戦も戦い、マナをすり減らしたセンフルールのシマクリールが彼女に勝てる可能性はゼロよ」


「・・・要求は何ですか?」


「何だと思う?」


 エイレンはいやらしく笑う。

 そう言えば、この子とまともに話したのは初めてだ。

 確か公称十五歳、・・・ぐらいだったはずだが、・・・こちらも年齢詐称かね。


「分かりません。さっさと言ってはどうです?」


「そうね、引き伸ばす意味も薄いわね」


 年齢詐称疑惑は舌なめずりをすると、シノさんを見据えて言った。


「あなた、フロンクハイトに来ない?」


 シノさんが首をかしげる。


「あなた、今のセンフルールの上とうまく行っていないそうじゃない。

 だったら、フロンクハイトに来てもいいでしょう?」


「脅迫されて、のこのこ行く馬鹿はいません」


「あら、教皇様が第一正夫人格で迎えると仰られているのよ。

 悪い話ではないでしょう。

 シマ、銀髪姫には教皇様の継嗣という話になっているわ」


 セリガーに続いてフロンクハイトからも求婚か。

 シノさんモテるじゃないか。


「せめて、教皇直筆の手紙でもない事には検討にすら値しません」


 大仰に首を振られてもエイレンは笑みを絶やさない。


「悩むのはいいけど、時間はあまりないわよ。

 あなた達は早晩、ここにいられなくなるから」


「それはどういう意味ですか?」


「今、ここで性病が流行ってるの、聞いてるかしら?」


「あなた達が蔓延させてる奴ですね」


「あら、よくご存じね。

 でも、その証拠は有るのかしら?

 巷ではセンフルールの女から移されたってもっぱらの噂よ。

 これがここの首脳陣の耳に入れば、あなた達の立場は相当困ったものになるでしょうね」


「そんなうわさは聞いてませんが。

 そもそも、我々はそんなことはしていません」


「でもね。

 性病に感染した男たちは、センフルールの女から移されたと信じているのよ。

 全員ではないわ。

 魔力が高い男には暗示が効きづらかったから。

 でも、少なくない男が信じているのよ。

 本人も意識していない程度に何となく信じている。

 潜在意識に刷り込んだわけ。

 問い詰められたら、あのセンフルールの家のメイドって答えるでしょうね」


「なるほど、『肉体的接触を伴う魅了』をそれに使いましたか」


 シノさんが苦々しい口調になる。


「今更、打ち消すのは無理よ。

 だって、もう、証拠は残っていないのですから。ほーほほほほほ」


 エイレンが再び高笑いに入る。

「ほーほほほほほ」というのが耳障りだ。


「現状で性病に感染しているあなた達のメイドがいますが?」


「あら、私たち血族は死ねば死体はチリとなる。常識でしょう?」


 そっか、性病に感染させて、それから転化させて、そして殺す、ね。

 完全に使い捨てだ。

 こっちの世界の貴族にとって平民は道具らしいけど、・・・こーゆー感覚には付いていき難い。


「どう?拒否するなら、銀髪姫をセリガーに渡すけど」


「今、ここで私が、シマを取り返すという手段もあるのですよ」


「シュタール・シェラリールと私を相手に?

 言っておくけど、私も十五歳ではないのよ」


 やっぱ、年齢詐称か。


「いくらあなたが、強いといっても、二〇歳に満たないのでは高が知れている。

 逆らっても無駄だと思うけど」


「試してみますか?」


「強がりね。

 そうね、でも多少は妥協してあげてもいいかしら。

『預言者の印』、持っているのでしょう?

 渡しなさい。

 それで中の子達を返してあげるわ」


 シノさんがため息をついた。


「多少は予測していましたが、本気でそんなことを考えていたわけですか。

 シュタール・シェラリールには永遠の霊廟での戦いの記憶は無いのでしょうが、かなり馬鹿げた推測です」


「馬鹿げた、ですって?」


「ええ、そうです。『始祖様の印』は私の目の前で爆発しました。

 少なくとも、私は持っていません」


「そんなわけが無いでしょう!」


「事実です。キョウスケ、あなたはどうですか?」


 いきなりかよ!


「いや、私も知りませんが、・・・」


「知らないそうです」


「そんな男に聞いて何の意味が有るのです!」


 そーだよねー、・・・つーか、シノさんって何をどこまで知ってるんだろう。

 単なる言葉の綾だとは思うけど。

 オレが本当に『預言者の印』を持っているってことは、・・・知らないよね、・・・多分。


「そもそも、壊れて復活するとしても限度があるでしょう。

 永遠の霊廟で発見された『始祖様の印』は潰れて鉄球の表面に張り付いていたようですが、流石に高温で蒸発してはどうにもならないと考えるべきでしょう。

 潰れても、マナを流せば元に戻る、という程度が妥当かと」


「あなたの見解など、どうでもいいわ」


 エイレンが更にいらだつ。


「『預言者の印』は『神様の御使い』が預言者に与えた物。

 代々の預言者が必ず所持していた物。

 古来、誰もそれを複製することは叶わなかった。

 印が、失われることは無い、・・・」


「でも『神様の御使い』は作れたのでしょう。

『神様の御使い』が同じ物をたくさん用意して歴代の預言者に渡した可能性の方が高いのではないですか?」


 シノさんの指摘にエイレンが、絶句する。

 あ、その可能性は考えてなかったのね。

 多分、昔から伝えられていたから、批判することなく無条件で受け入れてたんだろうな。

 いや、それとも、ホントに分子レベルで分解されても復活するのかな?

 今度、実験してみる?

 ・・・ホントに壊しちゃったらシャレにならんよな。


「では、どうあっても『預言者の印』は渡せないということですか?」


「はい、そもそも、保有していません」


「フロンクハイトに来るという話も無しかしら?」


「当然です」


「分かっていないようだけど、この部屋の中では、あなたの妹分が瀕死の状況で助けを待っているのよ」


「それは、どうかしら」


 いきなり、部屋の中から声が上がった。

 ドアが開く。

 中から何か飛んできた。

 廊下に転がったそれは、・・・両足?

 大腿部からの足が二本、つまり切り取られた両足が転がっている。

 うん、グロい。

 そして、両足を失った、シュタール・カロリーナ、改め、シュタール・シェラリールが転がって来た。

 かなり出血した様で意識は無い。


「カロリーナだか、シェラリールだか知らないけど、永遠の霊廟であたしに負けたのは覚えてないのかなぁ」


 シマが革袋から滴る血を舐めながら現れる。

 それ、オレが提供した血液だよね。

 せめて人のいない所で飲んでくれないかなぁ。

 相手をボコって両足切断。

 でもって、唇真っ赤にして血を舐めながら登場って、どう見てもおまえが悪役です。


「一七〇歳が十五歳に負けたなんて、恥ずかしくて覚えてられないのはわかるんだけどぉ」


 うん、完全に悪役のセリフです。

 でも航空魔導師的には、もっと上から目線が必要だな。

 見た目はいいけど、六五点、ぐらいかな。


「え、シェラリール?一体、どういうこと?」


「『死人薬』入りのワインならここにありますニャ」


 青髪ネコッ毛のフトが、ワインのデカンターを振る。

 おお、飲んでなかったんだ。


「私がこんなのに引っかかるはずないでしょう」


「ハナが止めてくれたから、ちょびっとだけですんだのニャ」


「それは、いいから」


 シマが顔を赤くしてフトを止める。




「どういうことなの?」


「こういうことだ」


 突然、エイレンの背後から声が掛けられた。


「私の接近に気付かなかったようだな。

 水平方向しか注意していなかったのであろう。

 未熟だな。

 階段で上から降りて来るというのは古典的な手法だが、役に立つ。覚えておくが良い」


 鷲鼻、モノクル、カイゼル髭、褐色の肌はマリセア高位貴族の標準だ。

 だが、それがこれほど似合う人物もいないだろう。

 マリセア教導国、カゲシン在留三個師団の一つを預かるクロスハウゼン・カラカーニー都督補兼権僧正。

 横に控えるのは第三正夫人の美丈夫、クロスハウゼン・ガイラン・ライデクラート隊長だ。

 閣下の後ろ、そしてオレ達の後ろにも大量の兵士が続々と集まってきている。


「エイレン・アラフォヴァ、並びにシュタール・カロリーナ、あるいはシュタール・シェラリールか。

 マリセア教導国の同盟国たるセンフルール留学生に対する脅迫行為、禁止薬の不正使用、並びに帝国国内に性病を故意に蔓延させた容疑により、帝国国法並びにマリセアの正しき教えに基づき、汝らを拘禁する。

 おとなしく従うのだな」


「閣下、センフルールとの諍いは、フロンクハイトとセンフルール間の話です。

 禁止薬物や性病の蔓延については当方の与り知らぬ話です。

 センフルールとの会話において不適切と取られる発言があったとしても、それは言葉の綾と申すもの。

 そもそもそのような証拠はない物と考えます」


「シャイフ」


 クロスハウゼン閣下の言葉に兵士の群れの中からシャイフ・ソユルガトミシュが進み出た。


「フロンクハイトの侍女達の身柄は確保しました。

 うち、三名に性病の感染を確認しております。

 また、それぞれが飲んだというワインを確保し現在、検査中であります」


「よろしい。エイレン・アラフォヴァ、何か言葉は有るか?」


「嘘よ、薬はきっちりと飲ませたわ。

 飲んだのを確認してるのよ」


「でも、生きています」


 静かに、しかし、しっかりと言葉を紡ぐ。


「失礼しました。

 シャイフ閣下の部下のカンナギです。

 フロンクハイトの侍女達の救命措置は完了しています。

 更に言えば、セリン・ティムグレンも生きています。

 本人は精神的にかなりショックを受けているようですが、それ故にこちらの捜査には協力的です」




 いや、苦労したんだよ。

 オレたちは強引にフロンクハイトの控室に押し入り、強制的に処置を開始した。

 ま、拒否されるのは見越してたからね。

 セリン・ティムグレンの救命処置は苦労した。

『死人薬』というのがどういう物か漠然としか分からない。

 ソ〇メド、一〇〇〇ミリ、ボ〇ミン、ばかすか、オピオイド拮抗薬も使った。

 何とか救命したけど、最後に頸動脈内に直接投与したオレの血液が一番効いたんじゃないか、というのは秘密だ。

 タイジ達が感動していたから、それでいいのだ。

 メイド達は楽だった。

 先にステロイドも使ったのだが、それだけでかなり良くなっていたようだ。

 まあ、オレの血液もこっそり注入しておいたんだけどね。

 やはり『死人薬』を使用されていたようだが、セリンに使われていた物よりは効果が低かったように思う。

 セリンに使われたのが『セリガー産』の『死人薬』で、メイド達に使われたのはフロンクハイトが用意していたものなのだろう。


 エイレンの挙動がおかしくなった。

 厚塗りで顔色は分からないが。

 と、エイレンの右手が動く。

 胸元のペンダントを引きちぎるとクロスハウゼン閣下に向かって投げつける。

 だが、閣下の方が早かった。

「ハッ」という掛け声と共に左右に開いた両手からそれぞれライトニングボルトが発射された。

 無詠唱、そして早い。

 威力もすごい。

 クテン侯爵御令嬢が使っていたのの三倍、いや五倍はあるかもしれない。

 それが、二発、二方向からクロスするように放たれる。

 これは、防げないな。

 自護院練成所で習うような一般的な魔法防御は魔法が来る方向にマナを集中させて防壁を築くものだ。

 二方向同時の攻撃は防げない。

 エイレンも防げなかった。

 電撃を喰らって硬直する。

 倒れかかる所を踏ん張ったのは流石だが、そこまでだった。

 ライデクラート隊長の剣が一閃し、左足が大腿部から切断される。

 夥しい出血と共に、エイレン・アラフォヴァは倒れた。


「これが、クロスハウゼン家伝来の『クロス撃ち』ですか。

 個々の魔法としても威力が高い。

 初めて見ましたが『竜』でも対応は難しいでしょう。

 厄介な技です」


 シノさんが感心している。


「捕えよ。出血は止めるな。

 月の民はこの程度では死なぬ。

 出血を続けさせよ。

 弱れば魔法は使えぬ」


 クロスハウゼン閣下がてきぱきと指示を出す。

 ふむ、オレも仕事を始めるべきだろう。

 だが、その前に、確認せねばならないことが有る。




「あのー、ライデクラート隊長。その剣ですが、・・・」


「うむ、良い剣だな。

 月の民の片足を一撃で切り落とせるとは大したものだ。

 皮鎧ごとというのが素晴らしい」


「それ、オレがトゥルーミシュ殿に貸したヤツなのではないかと、・・・」


「トゥルーミシュが持ってたのを試しに使ってみたら具合が良かったので私が使うことにしたのだ」


「えーと、『ガイラン家、家宝の剣』の修理が終わるまでと、・・・」


「どうだ、この剣は私が持つのに相応しいとは思わぬか。

 拵えが貧相だが、これを改めることは難しくない」


 だめだ、返す気ゼロだろ、これ。


「あのー、せめて買取と言う形にして頂きたいのですが、・・・」


「そうかー、売ってくれるか。いやー、お前は話が分かる男だな」


 ライデクラート隊長が上機嫌でオレを叩く。

 バンバン叩く。

 身長一八〇超の体格と筋肉で叩かれるのはシャレにならない威力だ。

 話が分かるって、露骨に強請ったよね。




 闘技場で鐘がなった。

 これから表彰式だ。

 シマが周りから讃えられて嬉しそうにアリーナに向かう。

 オレも称賛の言葉を贈った。

 クロスハウゼン閣下たちはフロンクハイト勢を引っ立てて去って行った。

 センフルールの一団は、シマと共にアリーナに向かう。


 オレはハトンと共に居残りだ。


「一仕事終わったが、我らの仕事はまだまだだぞ。分かっておるな」


 シャイフの言葉に頷く。

 そう、施薬院の仕事はこれからだ。

 今夜も徹夜だろう。

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