並行世界間航行機
●アカシックの置き土産
かつてアカシックは無数の並行世界から望む知識を獲得する超自然技能アカシック・レコードの力により、第2並行世界を飛躍的に発展させていった。
しかしある日突然、アカシックは姿を消した。
その際、彼女は30台の並行世界移動装置を残していた。「知識が欲しければ自分たちで探せ」という書き置きを残して。
第2並行世界はアカシックが残した装置を活用するため、並行世界間航行機を開発した。
この航行機の開発と、パイロットの育成を行った組織が後の並行世界調査機関である。
●並行世界間航行機の基本スペック
並行世界間航行機は空中、海中、宇宙での航行が可能である。
推進力にはキネシスマニューバシステムと呼ばれる運動エネルギーそのものを発生させて物体を移動させるシステムが採用されている。
また危険な並行世界での調査活動を想定し、外装は自己修復型超合金に加え、その表面には強力なバリア膜が展開されている。
戦闘は想定されていないため、武装は施されていない。ただし、攻撃能力がなければ調査員の安全を確保できない並行世界も存在するため、そこを調査する際はアタッチメント式の武装が取り付けられる。
並行世界調査は長期間に及ぶ場合もあるので、居住性も十分に確保されている。21世紀の感覚で例えるならば、プライベートジェットに相当する。
並行世界間航行機には調査用の機体とは別に、積載量に特化した輸送機も存在する。
●並行世界移動装置の運用について
アカシックが残した並行世界移動装置は30台しか存在せず、また生産も不可能である。
そのため調査機に15台,輸送機に5台使用され、残り10台は予備として温存されている。
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