ある一生
連喜
第1話 赤ちゃん工場
*性的かつ残酷な表現があります。
これはネットから拾ってきた話。
主人公はAさん。
Aさんの呟き。
私は赤ちゃん工場で生まれた。
生まれた時のことはもちろん覚えていない。
でも、お母さんからはすぐ引き離されたそうだ。
生まれてすぐに売られてく子もいれば、ある程度大きくなってからという子もいる。私は体が大人になるまで、あそこにいた。赤ちゃん工場。
私はあの中ではエリートだ。
見た目がよくて、健康だからだ。
ずっと、みんなと違う扱いをされていた。
食事も豪華。
ほとんどの子は売られて行ったけど、私は違った。
体が大人になると私の仕事が始まる。
子作りだ。
体が動かないように薬を与えられると、男の人がやってくる。
大きなからだで恐ろしく凶暴だ。
荒々しくていい匂いがする。
後ろを向いてるから、顔はよく見えない。
いくつなのかわからない。その人は何も言わない。
そしてすぐに去っていく。
ちょっと喋ってみたいのに。
その人は毎晩くる。
でも、名前も知らない。
私はすぐに妊娠した。
生理が来なかったから。
もう、男の人は来ない。
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