ド貧乳転生 ~巨乳なんてク〇くらえ!~
リクトシヨン
第一編 ~私の前世が人とは違い過ぎる~
~プロローグ~ 異界『ティース』
この世には、我々が日々を過ごす世界とは異なる世界がある。
その名も、異界『ティース』と呼び、その世界では、我々が過ごす世界とは異なった世界の規則や法則が成り立っていた。
魔法やそれに準ずる存在──、
神から生まれた竜達は、世界を創るべく自らが有する森羅万象を振るい、大陸や文明を築いた。
やがて、竜達が衰退していくと共に、かつて世界に多く存在していた竜の力は、繁栄して行く人々や動物達へと受け継がれ、今の人々の先駆けとなる三人の魔王達が現れた──、
混血の忌み児『魔竜帝グラン・ドレイク』。
裏切りの魔剣使い『大勇者ルーサー・ヴェルドナール』。
異界の使者『魔女マリン・マリン』。
竜達から力を受け継いだ彼等は自らを律するあまりに互いに争い合い。
そうして長く続いた戦いは、魔竜帝を裏切った大勇者と、彼を自らの元へと招いた魔女との同盟共闘により、魔竜帝の死で幕を閉じた。
が、しかし──、
魔竜帝の死の瀬戸際、彼が放った呪いに世界は飲まれた。
‟この世界に生きとし生ける生命は、前世の記憶を曖昧ながら持って生まれる──”
人々はそれを『竜の呪い』と呼び、魔竜帝が死して幾年もの年を越え、今も尚続く『呪い』は次第にこの世を生きる人々に『当前の事』として、やがては『祝福』として定着して行った。
そうして、新人暦も百世紀程が過ぎ、人々の文明が栄た頃。
先の魔竜帝に取って代わり、自らを『魔王』とする者が現れた──、
魔物の帝王『魔王モンストロ・ツァーリ』
突如として世に君臨した魔王によって、この世に生きる生物は支配され、操られ、魔物と化し、唯一その支配から逃れた人々を襲い始めた。
支配から逃れたのは幸いか、それとも災いか──、人々が混乱の世を生きようとしていた時。
かつての魔剣使いに代わる新たなる勇者達が、魔王を討つ為に旅立つのであった。
tips:まずは世界の昔話を
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