楽しい交尾1

浅貴るお

交尾下手くそハムスター

 メスのミントちゃんの個室に、主さまの手により、オスのコロくんが運ばれてやって来ました。それでは、早速コロくんとミントちゃんのお見合いスタートです。


 クンクンクン。

「うひょ!!なんだこの芳しいしい匂いは!?」

 ドクンドクンドクン。

 ミントちゃんの出すフェロモンがの香りがコロくんの鼻腔から入り、一瞬にして股間まで駆け巡った。

「ヤベェゼこれは!!」

 コロくんの一物がいきり勃つまで1秒とかからなかった。

 ミントちゃんを視認。ターゲットロックオン。

「うおおお、俺の息子の血が滾る!あのメスを犯せと轟き叫ぶ!爆熱、ゴッドティンティン!!」

 コロくんの本能が、性欲が、狂喜が突き動かす。ミントちゃんに向かって走り出した。


「?なんでミントのお家に知らない人がいるの?」

 ミントちゃんは不思議そうにコロくんを見ていました。すると、コロくんの様子が変化していくのに気付きました。

「ああ、オスね。でも、様子が変ね」

 コロくんは、ゆっくりと目を血ばらせながらミントちゃんと視線を交わしました。

 ターゲットロックオンと聞こえてきそうな雰囲気を感じました。

「ひゃっはー!」

 コロくんは、本能的がおもむくままに、ミントちゃんの眼前に迫ろうとします。

「ひゅごー、ひゅごー、ひゅごー」

 ミントちゃんの眼前まで来ると、コロくんの動きが止まり、舐め回すように、上から下へ左から右へと、じっくりと観察を始めました。

「なんなの?このオス」

「ビガー!」

 コロくんが、ミントちゃんに飛びかかりました。

「や・ら・せ・ろ」

 驚いたミントちゃんは、背中からごろっとこけてしまいました。

「ヤバい。このオスヤバい。私の本能がそう叫んでる!」

「ハムハムハム」

 ミントちゃんにコロくんが覆い被ろうとする。

「ぎゃー、ちょっと正常位。こいつ性の知識ないの?童貞か!」

 必死にコロくんは自分のいきり勃ったペニスを挿入させようとするが、正常位なので、当然うまく入らない。だか、竿が擦れるので、1人気持ち良くなって来ていた。

「ハムハムハム、ハムハムハムハム」

 全力で腰を振るコロくん。全力で逃げようとするミントちゃん。

「はーむ!」

 ミントちゃんが吠える。

 いつまで、この攻防が繰り広げられるかと思ったが、呆気ない形で終わりを迎える。

 ドピュ。

「あー」

 コロくんが入れる前に射精しちゃったのだ。

「あ、あ、あう」

 絶頂に達したコロくんは、こてっと倒れ、硬直して動かなくなった。

「ああ、最悪。毛に精子がくっついちゃった。ベトベトすると」

 ミントちゃんは、気持ち良く気絶しているコロくんをげしげし蹴った。


 この後、ミントちゃんは主さまに綺麗にしてもらいました。


 一方コロくんはというと、気付くと1人見慣れた部屋で目を覚ましました。

「あれ、なんで俺1人」

 状況を理解出来ないまま、眠りにつくのでした。


終わり

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