白づくめの人達

@mody

第1話 銀河連邦

星の生命体の意識が目覚め始めて、他の星への興味を持ち始めると、銀河連邦からホワイトブラザー達が派遣されて来ます。ただし、その星の生命体からは彼等は見えません。彼等から選ばれた人達しか、彼等を見たり、話したりする事は出来ません。


よーく聞いて下さいね。


実はいよいよ私達地球人達も、その様な時を迎え始めているのです。

何故なら、世界各地でホワイトブラザーを見た!と言う情報が寄せられているからです。

ホワイトブラザーは、非常に大きな葉巻き型のマザーシップで地球の周りを廻っており、違法な宇宙旅行者等を取り締まる傍ら、さらなる地球人の意識の目覚めを助ける為に、素質の高い人を選んで知識を授けています。


最初は夢の中でコンタクトが始まり、やがて私達地球人にそっくりの白づくめの出で立ちで現れるそうです。

私達地球人が他の生命体の住む星を見つけたり行ったり出来ない事と、銀河連邦があって地球に訪れている事は全く関係はありません。

自分達の出来ない事はありえないと言う考えこそありえない話だからです。

無限とも思える宇宙で私達が独りぼっちで存在する訳がないのです。


一定の条件を満たした少年少女は、その子らの深層意識が許可する場合、ホワイトブラザー達が彼等の身体に「希望の種」を埋め込みます。

「希望の種」は体中でゆっくり溶けてゆき、その人の地球での活動をサポートします。

溶けるスピードは人によってマチマチの様です。子供の時に埋め込まれた種が、高齢になってやっと溶け始める人もいます。

「希望の種」が体中で溶け始めると、自分が何を成すべきか探し求める様になります。

辛い努力なしに取り組める事を続けて行くと、その人の成すべき事に辿り着きます。


特例として、ホワイトブラザーに選ばれた一人の女性の生涯を教えてあげましょう、もちろん彼女の許可は取ってあります。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る