4がつ 27にち 「かたかな」

 四月二十七日 晴れ はれ!


 このところ、ちょびっと日記がおざなりになっているような気がします。

 おざなりとなおざりって、感覚的に使い分けができません。でもたぶん、この場合はおざなりであっているはず。


 朝は、お仕事におでかけして、びっくりしました。とっても空が綺麗でした。青くて、雲一つなくって、澄み切った、きれいなお空でした。綺麗な空を背景に、ちょっと古い集合住宅がそびえて、横から朝陽を浴びて、気持ちがすっとするいい景色でした。


 ここ数日、『江分利満氏の優雅な生活』という小説を読んでいます。私小説? みたいなお話です。八十年くらい前の、ふるぅいお話だけど、俗っぽく平易な文だから読みやすいです。でも、その代わり、当時のことを知らないとわかりづらい表現もあります。カタカナの使い方とか、さっぱりわかりません。外来語だけじゃなくて、感嘆詞的なのも、日本語も、台詞まるまるだったりも、カタカナが混じっています。同じ日本語でも、感嘆詞でも、ひらがなや漢字だったり、カタカナだったり、なにかニュアンスがあると思います。でも、それがいまひとつピンときません。ムツカシイナア。


 ちまちま推敲をすすめていると、「あ、茶々瀬、ここすごく気乗りしないで書いたな」とか、よくわかるときがあって、悲しいです。茶々瀬の文章は、わかりづらいです。もっと、簡素で、でも情味に溢れた、伝わりやすい文章が書けるようになりたいです。


 おしまい!

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